三会神社(島原市三会町)

 島原市内中心部から、国道を有明町に向かって走って右側。(04/16/2002)


(神社拝殿と神殿を)

 島原半島全域で見られる、四面信仰の末社の一つ旧三会村の三会神社。旧格付けでは、村社であったろうから、村の名前を冠して呼んでいるのだろうが、実際は温泉神社の末社。額束や神額にも「温泉神社」と記されている。

 四面信仰の中心となる雲仙の温泉神社は、現在でこそ温泉街に隠れているが、山岳信仰時代は、島原半島内の中心的神社で、女人禁制の霊山であり、また男であっても、簡単に参詣にいける場所ではないので、雲仙の麓に数多くの末社が祀られた。

 島原鉄道の線路を挟んで、海から入る一の鳥居。

【祭神】

白日別命、豊日別命、向日豊久士比泥別命、建日別命、速日別命

 東側に面した二の鳥居。

【創建】

旧四面宮の創建は、みな神亀5(728)年といわれる。創建当時は、礼拝所程度のものだったかもしれない。

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