霊丘神社(島原市弁天町) |
島原の春の市が開かれる霊丘公園内、島鉄本社駅からすぐ近く。(04/16/2002)
(神社拝殿に向かって)
東照宮を始めとして、徳川・松平一族を祀る神社は全国に多く存在するが、この霊丘神社は、松平忠定公を祭神とする神社。
忠定公と言えば、深溝城主大場次郎左衛門を討ち取った忠定公は 深溝松平の初代となり、大永3年(1523)祈願所と して本光寺を建てた。以後、深溝松平の興亡を かけた歩みが始まった。
いわゆる十六松平の一流として、松平宗家に命 がけの忠誠を示すことだった二代目好影は永禄 4年(1561)吉良義昭との戦いで西尾の善明提で討死、 三代目伊忠は天正3年(1575)長篠の戦いで鳶巣山を 攻めて討死四代目家多忠は慶長4年(1599)伏見城で 討死、こうした犠牲をはらいながら松平氏はついに 大名となり、寛文9年(1669)以後備前島原7万石の城主(忠房公)となった。
島原藩は、藩政時代の縮図を意味する藩かも知れない。 概要はここ
【祭神】 徳川家康公・松平忠定公外六柱・宗像大神 島鉄の踏切を渡って、すぐこの一の鳥居に出会う。右の石柱は、松平斎次郎氏の書になる「県社」の標柱。 |
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写真は潜龍園稲荷神社、境内の池を挟んで満島稲荷神社がある。 【創建】 明治15(1882)年に、旧藩主を偲んで建立されたという。 |
【大祭】 かつての宮日(くんち)は10月13〜15日であったが、島原温泉不知火まつりとして開催されている。(先踊の様子)