猿場神社(小浜町)

 千々石町から小浜町に向かって国道を行って、木場入口から猿葉山(標高364m)に入る。大きな看板と鳥居が目印。(04/16/2002)


(猿場神社の拝殿)

 猿場神社もしくは猿葉山稲荷神社とも呼ばれ、よく千々石町と紹介されるが、地図で確認すると拝殿は小浜町にあるので、ここでは小浜町として紹介する。

 国道からすぐの大鳥居。この先を直進したほうが早いのだが、左折して一方通行に協力して欲しいと看板が出ている。道が狭いので、車で上るなら是非従っていただきたい。

 直進した先に、土捨て場?があり、そこの関係者のトラックは指定を無視して走ってくるので注意が必要。

 参道途中の鳥居。真っ直ぐに入って右手上に上る為か角度をつけて二つの鳥居が立っている。
 上記の鳥居の右手に、草に埋もれて小さく見えているのが、この道標。「サルバサンミチ」と、指差した下に刻まれている。

 この道標から、車道は右手に進み、広い駐車場に出る。この駐車場はまだまだ中腹。

 駐車場から、正面に上らずに、右手の鳥居群に向かうと、この猿田彦大神の石像が迎えてくれる。

 奥手には、大荒神の自然石が祀られて、いよいよ霊場、猿葉山らしくなってくる。

 お稲荷様らしく、木製の赤い鳥居が続く。風の強い山腹だから、鳥居の痛みも激しいのか、古い鳥居は切り倒され、新しい鳥居に更新されている。

 人々の崇敬を受け続けていることが、鳥居の更新ということだけでも理解できる。

 参道脇には、屋敷神が移ってきたものや奉納され、また勧請されたものなど、多くの稲荷神や石像が祀られている。目に止まったものだけでも、日徳大明神、三徳稲荷、不動明王、大熊小熊大明神、桜姫大明神、白鬚明神、等など・・・

 また神狐が潜むと云われ、お稲荷さまでは、岩の窪みや洞穴を祀るが、その様子は随所に見られた。

 この祠は、拝殿奥の、いわば奥の院とでも言いたい様子で祀られていたもの。灯明が上がり丁寧に祀られている様子がわかる。

【創建】

400年祭が昭和37年に行われていることから、永禄5(1562)年の創建と思われる。

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