鶴森稲荷神社(高城神社横)

 高城神社の隣に位置する、鶴森稲荷神社。境内社として認識していたのでアップしていなかったが、創建の経緯を考えると、別にアップしたほうが妥当と考えた。(03/03/2002)


(独立を主張するかのような大きな鳥居)

 もとは、のんのこ朝一が開催される芝生広場に、元の高城神社と並んで祀られていたが、昭和32年の水害後、この地に遷った。

 高城神社の拝殿の右側にあたる。手前の鳥居の額束には、正一位守護大明神とあり、後ろの新しい鳥居は、正一位鶴森稲荷大明神と記載されている。

 手前の鳥居は、文政13年(1830)建立

 なぜか額束が手前を向いて、出て行くほうに向いている鳥居。はじめこれを見たときは、鶴森さんは、高城の山の上かと思って、上まで登ってみた。
 こじんまりとしているが立派な神殿。今日も熱心にお参りする女性がいた。

 諫早家代一五代武春公の祈願により、御舘山稲荷の藤森稲荷と同時に、伏見稲荷から分霊拝受して諫早に祀った三稲荷の一つ。

 その時に建立されたのが、拝殿脇の石祠。「本願諫早前領主愚生藤原(諌早氏は藤原氏の末と称する)茂行敬立」の文字と、開眼祈願導師前荘厳寺法院宥照」の文字が見える稲荷大明神の建立がある。

創建 安政6(1859)年 祭神 宇迦之御魂神

 

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