横瀬神社(西海町)

 西海町の横瀬浦の町の中央。横瀬ストアー前に鎮座する。(01/25/2002)

Mapion

 一の鳥居はさておき、この写真の二の鳥居、また、その後ろの三の鳥居。殆ど肥前の鳥居の形なんだが、大きく転んだ柱が、二段であるので、私にとっては肥前の鳥居ではない。

社格は郷社(明治七年)

永禄10(1567)創建、寛文2(1662)年、現在の丸山に遷した。

御祭神 天照皇大神、天兒屋根命、品陀和気命

 伊勢の大神に、春日神、八幡神と、ゴージャスな顔ぶれの祭神ですね。横瀬浦といえば、永禄5年に、平戸の宮の前事件で、平戸をあきらめたポルトガルが、大村藩主純忠公と交渉して、開港した港である。

 神社の向かいには、天主堂も当時建設され、大いに繁盛した港町だった。繁盛の期間は短く、その後は、長崎・福田に貿易港は移った。

 歴史的にみると、その後に創建した神社であるので、オールキャストみたいな、祭神になっていると考えるのは、考えすぎだろうか?

 歴史にもしもはないが、大村藩の実力がもう少しあって、謀反の事件で、大火となり、文字通り灰塵に帰すことが無かったら、この地や対岸の佐世保に出島が出来ていたかもしれない。

 妄想から醒めて、境内を見渡すと、新しい社がある。「三社宮再建記念の石柱」が立っている。

02/08/2009更新

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