八幡神社(江迎町栗越免)と龍瑞庵

 佐世保市世知原町から松浦市御厨に出る手前に、「水掛地蔵発祥の地」の石碑が見える。(12/10/2008)

Mapion

【祭神】 応神天皇

【創建】 不詳

 冒頭にも述べたが、この社の手前に宇堂があり、地蔵尊が祀られている。隣に設置してある解説板を読んでみよう。

 約500年前、平戸藩主天曳公が栗越に隠居した庵を龍瑞庵と呼んだ。今も土地の人々によって、お堂が建てられ、中には一体の木彫りの地蔵が祀られている。

 天曳公が、この庵に隠居し自ら刻まれたのが、今日、水掛け地蔵として親しまれている地蔵である。

 当時の地蔵は、寛政11(1799)年に松浦家34代清山公によって寿福寺に移して安置され、さらに35代観中公が、龍瑞庵を、お堂として改修し、寸分たがわぬ地蔵を、もう一体彫らせて、ここに納めた。このことは地蔵を納めた厨子に、観中公直筆の由来書が刻まれている。

 庵の裏手には室町時代の宝筐印塔が祀られていた。

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