八幡宮(西海市大島町蛤) |
西海市の大島に渡り、崎戸方面に向かうと、蛤海水浴場に出るが、その手前から蛤の集落に入る。(01/28/2009)
【祭神】 誉田別尊
【創建】 文化十二(1815)年八月
【鎮座】 長崎県西海市大島町蛤
【例大祭】 未確認
参道の石橋を渡って石段を上がったところの二の鳥居は、文政十(1827)年三月、大村藩の大目付である大村右膳橘昌邦の名がある。また建立主として中嶋某の名が見える。
この中嶋某だが、この近くに祀られる蛤八人塚の伝承によれば、元禄三(1609)年に鹿児島から中嶋伝作他七名が海を渡って、蛤の地に移住したという。伝作らは田畑をひらき暮らしを立てた。この八名が蛤の開祖であるとし、その子孫が塚を建立し、後に八幡宮を氏神として祀ったという。
蛤の墓所の入口に今も祀られている、蛤八人塚。