土黒温泉神社(国見町)

 国見警察署を過ぎて、旧道に右折する。土黒川の手前から山手に向かう。小学校を過ぎて集落を抜けて右側。地図(04/29/2002)

 国見町は、土黒(ひじくろ)と多比良が昭和32年に合併して出来た町。国見町には旧村それぞれに温泉神社の分霊を祀る温泉神社が鎮座する。

【祭神】 

白日別命、豊日別命、豊久士比泥別命、建日別命、速日別命

【創建】

雲仙温泉神社の礼拝所として元中(1380年代)年間に創建されたと言う。

 礼拝所であったため、拝殿は正徳5(1715)年に建立され、安政6(1859)年に改築された。

 現在は行われていないが、風除祭の神輿渡御が行われる時には、近くの八幡神社が御旅所になり、盛大に奉納相撲が行われていたと言う。

 ふと気がつくと、神紋が他の温泉神社と45度角度が違う。瓦だけのことではなく、拝殿内もこの形状。

 なにか意味があるのだろうか?

 拝殿内には長刀や器物も多い。座がしつらえてあり。よく利用されているのがわかる。ごらんの通り掲げられた神紋は瓦と同じもの。

 九月三日には、初節句の男の子が力士に抱かれて「赤ちゃん土俵入り」の行事が行われる。

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