熊野神社(波佐見町)

 県道から大日に入り、内海城址を過ぎると、熊野神社が正面に見える。(07/11/2002)

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 近くにある内海城址の案内看板によれば、室町時代内海氏が知多半島から移り住み、神社の手前に内海城を築いた。地名の館はその屋敷跡であるといわれる。

【祭神】

伊佐那岐命 伊佐那美命

【創建】

内海氏が紀伊熊野の分身を守護神として祀ったのが、熊野神社の起こりというから、創建は室町時代。

 上の写真の一の鳥居の手前にある参宮橋は、リブアーチ形式の珍しい貴重な橋である。

 現在の二の鳥居は文政戌子の年号が読み取れるが、本来は現在の県道付近に立っていたものを、道路拡張の都合で、現在の位置に移設されたもの。

 威厳のある、なかなか立派な鳥居。

 7月末の日曜日。茅ノ輪くぐり(夏越祭り)の祭礼が有るとのことで訪ねてみた。(07/28/2002)

 一の鳥居に茅ノ輪が組まれている。祭礼の最中の長老と氏子総代さんにお話を伺ったら、昔どおりに若竹を芯にして茅(かや)で作ったものだそうである。ご長老を立てながら話に相槌を打つ総代の人柄が快かった。

06/18/2008更新

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