多比良温泉神社(国見町)

 島原鉄道多比良駅より百花台公園に向かい馬場名の左手、高下宮ノ下に鎮座する。地図(04/29/2002)

 国見町は、土黒(ひじくろ)と多比良が昭和32年に合併して出来た町。国見町には旧村それぞれに温泉神社の分霊を祀る温泉神社が鎮座する。

【祭神】 

 白日別命、豊日別命、豊久士比泥別命、建日別命、速日別命だが、速日別命は後に追祀されたもの。

【創建】

 雲仙の温泉神と同時に鎮座されたと言う。それが本当であれば大宝元(701)年の創建となる

 正平14(1359)年には足利二代将軍義詮が上津佐(加津佐)の地を、この多比良四面社の神領として寄進したと記録にある。

 四面麓神4社に順ずる格式の社であったようだ。

 拝殿の中を拝見すると、武者絵馬が多く奉納されていて、歴代島原藩主の崇敬も篤かったといわれていることがうなずける。

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