猛嶋神社(島原市)

 島原三社のひとつ猛嶋神社は田町の海岸に位置し海を背にしています。(04/29/2002)

 かつては島原藩総社であり、古くは森岳大明神と称したといいます。

【祭神】 

 大屋津姫・五十猛(いそたける)・抓津姫

【メモ】

有明海に面した長崎県島原半島を、かつては五十猛島とよんだ。五十猛は有明海沿岸を制した。

 老松の懸かる御手水池を右に見て一の鳥居をくぐり二の鳥居のあとは広馬場となる。

 創建は神代に遡ると言われますが、かつて島原半島を領した松倉重政公が築城するにあたって、森岳大権現を鷹島(今の高島町)に移し鷹島大権現と改めたといいます。

 さらに寛永2(1625)年に森岳城の鬼門にあたる現在地に神苑を営み社殿を新たに設け遷座した。それから高力氏をへて、延宝3(1675)年8月15日に松平忠房公は社殿を改造したのを機に、かねて考証させていた、侍講の伊藤栄治の説を採用して猛島大明神と改めました。

【配祀】 譽田別命、大綿津見命、天照大日め命、天津兒屋根命、菅原道眞、沫那藝命、沫那美命、國常立命、彌都波能賣命、猿田毘古命、 現仁命、多紀理比賣命、狹依比賣命、多紀津毘賣命、奇稻田比賣命、神速須佐能男命、八男子命、大國主命、大山咋命、八重事代主神、御年神、大年神、若年神、志賀神、猿田彦神、宮毘神

【摂社】 御前神社「八重事代主命」

【大祭】 かつての宮日(くんち)は10月13〜15日であったが、島原温泉不知火まつりとして開催されている。(先踊の様子

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