富江神社(五島市富江町) |
五島富江藩の総社として、藩の成立(1660年)の後から明治に至るまで藩の庇護の下にあった神社。(01/16/2009)
【祭神】 八千才大神 八幡大神 大山咋大神 大綿津見命
【創建】 寛文六(1666)年三月
【鎮座】 長崎県五島市富江町松尾(郷江川)707
【例大祭】 10月14日〜17日 神輿・五島神楽・奉納踊り・稚児行列
五島伊賀守運龍奉納 文政12年 | 富江町奉納 昭和16年 |
この地には、今から600年ほど前の弘和年間に、平家の落ち武者、高倉某が代々、大和神社を祀ってあったという。五島藩成立時に、この高倉某を神職とし、福江の五社神社の許しを得て月川と姓を改めた。
大和国、大和神社を勧請し毘沙門天を併せ祀って、武社大明神と号した。
五島伊賀守運龍奉納 文政2年 | 拝殿内 |
境内には、大神宮、猿田彦神社、保食神社、八坂神社が摂社として祀られている。
明治の神仏分離の政策によって、明治元年八月十四日。毘沙門天の像を真言宗青龍山妙泉寺に移し、明治三年十一月三日、富江神社と改めた。明治十一年富江五島家重代の宝刀を収め御神体とした。
猿田彦神社 | 大神宮一対 |
歴代の領主の家督相続の際には、総社である武社大明神で一代の武運長久を祈って盛大な神事を行い、大神楽を奉納したという。
01/18/2009富江町郷土誌により更新