滑石大神宮(長崎市滑石6丁目) |
滑石団地の中央部、大園小学校の隣に鎮守の杜の雰囲気がある神社。(05/13/2008)
【祭神】天照大神
【創建】寛文元年(1661)と言われる。明治2年9月10日に村社加列された。
鎮守の杜は長崎市指定天然記念物、「滑石大神宮社叢」と成っている。隣の大園小学校にとっては、良い環境を提供しているようだ。拝殿前の一段低い境内には、天保10年に奉納された石灯籠もあり、その前のマキの大樹も素晴らしい。
長崎市と合併する前の西彼杵郡西浦上村の五村社の内の一柱。当時の滑石郷に祀られていた。
当時の住所表記は西彼杵郡西浦上滑石郷2026番地。例祭は陰暦の9月10日に執り行われており氏子百三十有余で神官は隣村の大草村の高以良清作氏で有った。
【西浦上村について】
正平18年、応安5年の一揆の連判状に浦上村地頭等の名前が出てくるが領主の名前は出てこない。また、いつ頃から公地になったのかも文献に残っていないという。ただ慶長10年(1605)に公地(天領と言っても良いか?)から替地の為、大村藩領と成った。
明治維新後は十五大区二の小区浦上村西となり、山里村・時津村・長与村と同様に山里村に役所を置いて管轄。
明治12年に管轄移動し村の東西両部に役所を置き、17年に合併して西浦上村となった。当時の郷は、木場・三組河内・川平・家野・東北・西北・西・岩屋・滑石の各郷で有った。
昭和13年に長崎市に編入。
〜大正7年9月に編纂された西浦上村郷土誌を昭和63年に
川原竹一氏が補訂・解題した郷土史を参照した。