五社神社(福江市)

 五島福江市の最古の歴史をもつ五社神社は、五島勤務時代の思い出のある神社。(10/28/2003)

五社神社

【社史】持統天皇の9年(695)正月28日。天照大神、武甕槌神、経津主神の御降臨 を仰いで仮宮を建て、地主大神宮として尊崇した。30年後の神亀二年(725) 正月28日社殿を造営し鳥居を建てて、神社の体裁を整えた。またそれより44年後神護景雲3年(769)正月9日、奈良の春日神社から天児屋根神、姫神を迎 えて合祀し、是によって大値賀島鎮護五社大神宮」と尊称される、五島で最古の神社の姿となった。

【筥崎鳥居】慶長19年(1614)8月、それまでの居城であった江川城を焼失した第22代藩主五島盛利は、石田陣屋の構築、城下町の造成を企画し、五島における中央集権体制を目指した。
盛利は、五社神社に参詣して陣屋の無事成就を祈願した。その難工事も無事に成就したので、寛永15年(1638)、「千早ぶる 神の御前の石鳥居  くちはさせまじ 八百万代も」という歌とともにこの鳥居を奉納した。福岡の筥崎神社の鳥居に似ていることからこの名があるという。 堅牢な造りで、優雅な姿を今に残している。

【例祭】旧正月28日(創建日) 新暦5月5日 11月23日

【所在地】福江市上大津町859(福江空港線を登っていくと、平坦地になって左手に鳥居が見える)

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