速来宮(佐世保市早岐)

 佐世保市内では古い歴史のある早岐地区。この早岐駅前から300m程、北に上って大念寺交差点の先から右手に入る。(07/23/2008)


Mapion

 早岐城三所権現、或いは熊野三所権現と称され早岐総鎮守といわれる。社伝に拠れば景行天皇12年の鎮座と言われるが日本書紀に於いては景行天皇の治世の九州行幸では肥前(長崎県内)に行幸あったとは記載が見つからない。

 永享八(1436)年、早岐城主源義信が神鏡三個を奉納し再興したと伝えられるので、この年を実質的な創建と考えて良いだろう。

一の鳥居 二の鳥居

 平戸松浦氏支配の時代は早岐五ヶ村の鎮守神であり、明治四年早岐村の守護神として村社に列す。明治三十六年、古来の由緒に拠って速来宮と社名を改称した。

【祭神】 素戔嗚命、伊邪那岐命、事解男命、連玉男命、保食神、菅原道真公、七郎氏広公

拝殿 境内から早岐瀬戸を望む

 境内を見ていると碇石のような物がモニュメントのように据えられている。脇の説明書きのようなものを見ると住吉神社の由緒書きがある。

碇石? 住吉神社の由緒書

 同じ景行天皇の九州行幸の社伝を持つ社だが、始め上田の地に配されたという住吉神社は、この地に有ったのだろうか?

inserted by FC2 system