市杵島神社(諫早市小長井町)

 小長井町の大峰字大久保に祀られる市杵島神社は、竹崎街道を見守る高台に鎮座する。(04/20/2008)

市杵島神社の拝殿Mapion

 もともと大久保の馬頭観音(ウークボのウマガンノン)に、寛文延宝年間(1670年代)に在郷の岩永氏が諫早の領主から授けられ自宅で祀っていたものを住民の懇願で観音様に合祀したものと言われている。

 その歴史を現すのが、一の鳥居ではなく、種字が彫られた石門と境内奥に祀られる観音堂。写真には取れなかったが、格子の奥に朱の厨子が見られた。

種字が彫られた石門 観音堂

 石門の右手には翁塚が祀られている。文化13年に建てられたもので、文化10年の頃から諫早地方では俳句が流行していたようで、小野の金比羅山など各地に建てられている。

観音のいらかみやりつ花の雪

翁塚 贔屓の手水盥

 また、私の目を引いたのは、名工、武冨家の戸見三が文政7年に奉納した龍の子、贔屓が背中に石柱と蝦蟇の潜んだ手水盥(たらい)を乗せたものだ。これは一見の価値がある。

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