市杵島神社・竜神社(大村市)

 玖島城址である大村公園の南側、大村城南高校の西岸、大村湾に浮かぶ小さな島が寺島。この島に鎮座する市杵島神社。(07/15/2002)

宝殿
左が市杵島神社、右が竜神社

 正歴五(994)年、藩祖直澄公が伊予の国大洲から海路を伝って大村へ下向し始めて上陸したのが寺島と伝えられる。この時に船の舫を取ったのが夫婦石として伝えられている。

 この島は第二十二代純長公の時代、寛文元(1661)年、鯨で財を成した深沢儀太夫の寄進により寺島山吉祥院妙音寺が円融寺が建てられ以来、寺島の名で呼ばれている。

 この時、弁財天・大黒天等を併せて祀られたが明治の神仏分離令の際に市杵島神社とされ子供の守り神とされている。なお隣に祀られている竜神社は寺島の北の小島である玖島崎竜神島に祀られていたものが明治二年に此の地に遷宮された。

06/17/2008更新

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