地の神島神社(小値賀町) |
小値賀新ターミナル供用開始の日に小値賀町を訪れて、以前から寄りたかった神島神社に参拝することが出来た。(09/01/2004)
こちらの神島神社は「地の神島神社」と呼ばれ対岸の野崎島の「沖の神島神社」と対を成すもの。今回は、この沖の神島神社に対面する一の鳥居が見たくてやってきた。
この鳥居は小値賀では勿論最古の鳥居といわれるが旧肥前の国に分布する「肥前の鳥居」のうち特に「鎮信鳥居」と呼ばれ旧平戸藩のうちにのみ分布していると言われる。
鎮信鳥居も基本的には肥前の鳥居の構造を踏襲しているが、笠木の造型と全体的にスマートな形状に際立った特徴が認められる。
一の鳥居:寛文六(1666)年の建立
鎮座地:小値賀町前方郷 祭礼:10月8−9日
祭神:一速王(日本武尊)を祀り十城別王氏広王を合祀すると言われ宇久の神島神社とは異なる。
創建:大宝四(704)年、神託によって上宮を野崎島に設け辺津宮・沖津宮と併せて一社となし神島宮と称したと伝えられる。
沖の神島神社を望む
この写真中央に小さく見える社と左上に見えるのが鳥居とも呼ばれる巨石。最後の島民で有った宮司夫妻も島を離れ、事実上千数百年の歴史を閉じたことになる。(フェリーなるしお船上から)
06/14/2008更新