カラスの被害は大きい対策をしなくては収穫が無くなってしまう

 カラスは頭が良い。週末しか時間が取れない菜園の番人では365日24時間体制のカラスには勝てないかもしれないが、いや多分勝てないとは思うが多少の収穫は残せるように対策を考えなくては。。。。

■カラス被害の例を挙げてみよう

上の写真はトウモロコシ。前の年までは上部に古いキュウリネットを載せておけば大丈夫だったのが、翌年は下から引き倒して見事に食べ散らかしている。スイカも上部を防鳥ネットで覆い側面はテグスを張っておけば無事だったが今ではテグスも効果が無い。

 地面の中に隠れている落花生でも実が入り始めれば穿り出して食べてしまう。ちゃんと収穫時期も心得ているのだから案山子の役にも立たない菜園の番人が勝てるはずも無い。

 食欲だけではなくカラス達は遊びも心得ていて食べもしないのに定植したばかりの玉葱の苗を引き抜いて遊ぶ。芽が出始めたソラマメも少し齧るだけで掘り出して散らかしている。この残骸を見るたびにカラスから嘲笑われているような気がしてならないのは被害妄想か?

■カラスに逆襲をしてみようかとも思うが

 近くの農家の方は畑に何個も罠を仕掛けている。掛かったカラスは畑に吊るされているが流石に仲間の死骸をぶら下げられるとカラス達も近寄ってこないようだ。効果は絶大。

 しかし鳥を捕獲する目的で罠を仕掛けるのは問題が有るし寝覚めも悪い。農家の方を非難する気は全く無いし、私自身も被害を受けたときはカラスに殺意も覚える、しかし時間が経って落ち着いてしまえばそんな気も無くなってしまう。

 どうやら積極的に罠を掛けるやりかたは私には向かないようだ。

■ならば専守防衛しかないと心に決める

 家庭菜園に取り組んで丸6年。生まれたての赤ん坊でも小学生になる。カラス対策を真面目にやろうと心に決めた。

 よく考えてみると去年も同じ事を言った気がする。。その前の年も。。今度は冬の間に忘れてしまわないように記録をちゃんと残すことにしよう。

1)種蒔きや苗を植えた後には


(09/24/2011の秋・冬野菜の苗の定植)

 カラスは囲われるのが嫌いなようなので上のように植え付け時の暑さ対策の為の遮光ネットは両サイドが開いていても効果が有り今までは被害を受けたことが無い。今年はこの上から写真を撮った後にパスライトを掛けて、遮光ネットが不要になってからも防虫の意味も兼ねてパスライトのトンネルにした。


(11/06/2011の玉ねぎ苗の定植)

 最低限の対策として水糸を張っておこう。糸は畝からの高さはカラスの足よりも高く肩よりも低い高さにするほうが良いようだ。上の写真の例では10cmの高さに張ってある。苗の植列に併せて5本の糸を張っているが両サイドは苗の真上から5cm程外側に張っている。

 ちなみに奥に見えているネットはイノシシ・アナグマ対策に張ってあるもの。今秋に張ったのだが今のところイノシシが傍まで来ても侵入されてはいない。右手に見えているジャガイモの収穫まで後一月だ。なんとかイノシシの被害も避けたいものだ。


(11/13/2011のスナップエンドウのネット張り)

 ソラマメにパスライトをトンネルにしているのが左の隅に見えるが、スナップエンドウも春に成ればネットを張るのだから早めに張ってしまう。我家では播種したマルチの外側を一周させるように張る。こうしておけばカラスも入ってこないしスナップエンドウが伸びてきたときに誘引も不要で一石二鳥。このスタイルにしてからはカラスの被害は無いがネットにカラスが掛かってしまったことがある。すでに絶命していたのでカラス避けに吊るしておいたのは云うまでも無い。積極的に罠は掛けないが掛かってしまったものは利用する。

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