五島列島最北端宇久島を訪ねて

五島列島最北端宇久島なんていうと、大変遠く感じますけど、諫早からはそんなに遠くないのです。

諫早発08:21シーサイドライナーで佐世保まで行きます。これが1250円。
九州商船のフェリーが10:40に出ています。この料金が二等で2280円。13:05についてしまいます。

写真はご存知「海軍さんの珈琲」です。佐世保勤務時代は、出張先にお土産として、よくもって行きました。けっこう喜んでもらえました。

昴珈琲店 0120-02-7730

今回のフェリーです。高速船等の増便で、本船の乗客は少なくなっています。貨物やトラックは代替がありませんので、従来と変わったようには思えませんが、一般乗客は減ってしまって、二等のごろ寝船室は快適です。これは佐世保〜上五島航路だけでなく、長崎〜下五島航路も同様で、昔の混雑を知っている人間には隔世の感があります。

タヌキは昔、家族で下五島福江に3年半赴任してたんです。

九州商船HP

朝の本船のすぐ後に、高速船のシーグレースが佐世保を出るのですが、宇久に行くのなら、この本船が直行のため結局早くて便利なんです。リーズナブルでお勧めです。
二時間半程の船旅で宇久に到着するとターミナルの前で、平家盛公が迎えてくれます。

昔は宇久といえば家盛公の伝説ばかりが有名でしたが、最近の宇久は、スポーツ合宿の島として有名です。実業団の沖電気・九電工を始め有力チームの合宿場所として利用されています。
宇久町のHP

写真の撮り方が悪くて、なんだか工事現場の写真みたいですが、左手前は野球場、その奥はテニスコート・陸上トラックや宿泊施設の「宇久シーパークホテル」と施設整備も進んでいます。今年はナイターや周辺の整備も行われますので、ますます便利な環境になりますね。
(タヌキは観光協会のまわしもの?)

スポーツ施設を後にして、北西に向かうと家盛公の上陸地点の記念碑があります。ここからはすばらしい東シナ海に沈む夕日が見られるのですが、牛がいるゴルフ場としても有名ですね。

もっとも、最近はこの記念碑のすぐそばに風力発電の施設が出来まして、1,000kwの発電が行われています。

風力発電の施設の写真も撮ったのですが、大きすぎてプロペラがわかるように撮ると、大きさがわからない、離れて撮ると、ちょうど夕方になってしまって逆光で、なんの写真か判らなくなってしまいましたので、ボツです。

ゴルフをしていた地元の方と別れて、もう一度港の方に戻りましょう。

ここは、家盛公以下七代の墓所がある、東光寺です。赤い山門と、椰子を前に据えた本堂があるお寺なんて、ちょっと雰囲気が違っていいですよ。このほか武家屋敷跡や神島神社など周辺は徒歩で回るのにいいコースです。

すれ違う子供達は「こんにちは」と声を掛けてくれます。なんとなくホッとした気持ちに成れる宇久島です。

 タヌキは今回の訪問で、平家盛公が宇久氏となり、八代目が福江島の富江に渡って五島氏となったことを初めて知りました。福江に住んでいましたので、五島氏が長く続いたことは知っていましたし宇久に平家盛公が上陸したことも知ってはいました。でもその関係までは寡聞にして・・・・・・

美味しかった「あわびのみそ焼き」は、写真を撮り損ねてしまいました。

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