雲仙で遊ぶ

 奥さんが、温泉に入りたいと言うので、雲仙までやってきました。(10/20/2001)

 諫早〜愛野・千々石・小浜と経由して、雲仙への登山道に上がってきます。諫早からは快適なドライブコース。もうすぐ雲仙の温泉街につくかなと思った頃に右手にあるのが「六兵衛茶屋」です。久しぶりに来たら、長崎地鶏を食べさせる別棟が出来ていました。

 ちょうど昼時でしたので、ここで空腹を満たします。店に入ると、中はお客さんでいっぱい。
なんとかテーブルを見つけて、座ることが出来ました。

頼んだのは、ごぼ天ろくべえ定食です。(850円)

 ろくべえは、芋の粉でウドン状の麺を作ったものなんです。小麦粉のウドンと違って、ぶつぶつ切れてしまいます。この素朴な味が好きなんです。おにぎりが二つついてきて、一つは鳥飯、もう一つは高菜で巻いたもの、どちらも美味しい!

 おくさんのお気に入りは、しいたけの煮物。良い味してます。

 六兵衛茶屋は、最近千々石町に支店が出来てますので、ここまで来なくても食べられますが、やっぱりここで食べたいですね。

 お腹の面倒を見た後は、お風呂。最近リニュアルオープンした、「雲仙スパ」にやってきました。ビードロ工房や美術館も充実してますが、今日のところは、奥さんに砂風呂や、屋久杉のお風呂を体験させることですから、奥の「花みずき」に直行。スパ+砂風呂で1,500円也を支払って、奥さんを送り出します。
今回奥さんは持病の腰痛が出そうなので、お風呂でノンビリしてもらって、タヌキは、周辺を歩きます。

雲仙は、無料の駐車場が少ないのですが、雲仙スパは充分確保されてます。

 車は、雲仙スパの駐車場に置いて来て、ビジターセンターで、情報収集。とくに目新しいことも無かったので、裏の小道から地獄へ散歩。相変わらず温泉卵は人気です。いつもならタヌキも飛びつくのですが、今日は「ろくべえ」で満腹。ゆっくりと紅葉を前にした景色を楽しんで、地獄めぐりの散歩です。

 夫婦で、いろんなところに行きますが、今回みたいに現地別行動も多いのです。気楽に自分のペースで楽しみたいことも有りますし、体力的な差も有りますから、無理に同行するより、お互いに自分のペースで楽しむことも必要です。

 温泉神社です。手前の鳥居には、「国魂神社」と社銘が書かれてあります。軍国時代の名前ですね。その奥が、古い鳥居なんですが、社銘が有りません。もしかしたら「四面宮」とでも書かれていたのかなとタヌキは思います。白く見えるのは、新しい鳥居。昭和60年ごろに建立で、これには「温泉神社」と有ります。温泉神社という名前は、もともと雲仙は「肥前の国温泉(うんぜんと読む)山」ですから、自然な名前かも知れませんね。
諫早にも四面宮が有りましたし、もともと女人禁制のお山ですから、千々石にも加津佐にも、温泉神社が有ります。
 このところ、あちこちで紹介されている「おもちゃ博物館」です。温泉神社から、ゴルフ場の方向に歩いてすぐです。

 一階は懐かしいおもちゃが沢山売られてます。もちろん殆どは復刻版や最近のものばかりです。でも雰囲気は昔の駄菓子屋が大きくなったようで、充分楽しめますよ。
そして、ここに来たら、二階の「博物館」を見ないてはありません。ブリキの玩具や、懐かしいオモチャが沢山展示されていて、時間の経つのも忘れて見入ってしまいます。
タヌキの生まれた頃のおもちゃ達なんです。

 ここは、バスターミナル。でも紹介したいのは、ここの二階「雲仙観光資料館」です。入場は無料。あまり訪れる人は居ないのですが、小さくてもよく整理された資料館です。

 地獄の中に、君の名はの真知子岩がありますが、名作メロドラマ(古い!)の資料だとか、郷土の文人、力士の資料も展示されています。

 散策のついでに立ち寄ってみて損は無いはずです。のぞいてみてくださいね。

 地獄や町歩きをしてましたら、タヌキも温泉に

入りたくなりました。

 ここは、協会の共同浴場「湯の里温泉」です。もちろん一般にも開放されていて、入浴料は大人100円です。(雲仙に行くならタオル持参で)

 先ほどのバスターミナルの近くから、下る道があって、チョッと行くと、左手に「雲仙窯」の案内看板がありますので、そこから入ればすぐ判ります。中は昔の銭湯と同じです。

 けして奇麗ではありませんが、山歩きや、ツーリングの途中にちょっと入浴させて貰うには、ありがたい存在です。

 もう一ヶ所、タヌキがよく行く温泉を紹介しましょう。こちらは温泉街から、ちょっと離れた小地獄温泉の国民宿舎青雲荘の外湯で、小地獄温泉館です。

 先ほどの湯の里温泉を敬遠する人でも、ここなら満足してくれます。

 入浴料は大人400円。休憩所もありますし、中もとっても奇麗です。この温泉のすぐ裏が小地獄の泉源ですから、ダイレクトに入ってきます。

 入浴が済んだら、雲仙観光ホテルに行きましょう。いっけん山小屋風に見えるこのホテル。内装もホテルマンもすばらしい!

 奥さんもお気に入りです。よく泊まるのかって?とんでもありません。タヌキは貧乏ですから、ここで珈琲を頂くだけです。珈琲だけのお客さんでも、大事にしてくれますし、歴史のあるホテルの雰囲気だけを楽しんで帰るのです。

 そんなに高いわけでは無いのですが、雲仙は近くて日帰りが出来るので、なかなか・・・・・

 あとは、雲仙スパでゆっくり身体を癒した奥さんと合流して、千々石の温泉神社の秋の大祭を見て、家路に着きました。 

04/02/2008更新

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