引退したアイランダーBN-2 |
長崎県の離島航路で活躍していたアイランダー(BN-2B-20)は昨年の春(平成18年)、小値賀・上五島路線の廃止と同時に政治と経済の判断で、長崎の路線から引退した。
小値賀から長崎空港に向かってアイランダーに乗ったのは平成16年の7月9日だった、このころ路線利用客の利用客に歯止めを掛けるため、小値賀町は往復客に2,000円のキャッシュバックをしていたので、けっこう私も利用していた。
普段はキャプテン一人の運行だが、今日は副操縦士が乗務している。搭乗時に「カメラ使っても良い?」と聞いたら「構いませんよ」とのこと。今時の電子機器の塊みたいな飛行機と違ってアイランダーはデジカメぐらいでは影響無いとのこと。
離陸して上五島を過ぎれば、退屈する暇も無いうちに大島や長崎本土が見えてくる。ブリテン・ノーマンアイランダーは、高翼双発のレシプロ機、固定脚の機体。乗員を含めて10人乗りの機体は狭くて、後ろの席の乗客は前のシートを倒して乗り込む。
狭い機体のため通路が無く、軽乗用車のような感じで乗り込むのも楽しい。そんなことを思い出していたらもう着陸態勢。
もうこの機体に乗るチャンスはないだろうなぁ。今の長崎の翼はこちら