口之津税関跡(口之津町)

 海の歴史館・民俗資料館の敷地は口之津税関の跡地であった。(05/24/2002)

 長崎県内でも安全な良港であると中世から知られた口之津の港は、海外貿易の拠点でもあった。明治11年には長崎税関の口之津取締所が開設され石炭輸出港としての活躍を始めた。

 明治29年には海外貿易港に指定され、石炭輸出だけでなく一般貨物の輸出入の量も増え明治32年に現在の地に口之津税関庁舎が設けられた。

 貿易港としての役割を昭和42年に閉じて、翌年に長崎税関口之津監視所となり昭和55年に閉鎖した。

 翌昭和56年に町に払い下げられ、口之津町歴史民俗資料館として第二の命を与えられた。

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