鍋島陣屋(国見町神代)

 藩政時代、島原藩のではなく、佐賀鍋島藩の飛地があった、国見町神代。これから紹介する鍋島陣屋は鶴亀城址の南側。(04/16/2002)

 この鍋島陣屋は、鍋島神代領の領主の陣屋跡。現在も豪壮な邸宅は鍋島家個人の私邸だから、見学には、右手の事務所で了解を受ける必要がある。奥に見える庭園は二の丸址まで続く素晴らしい武家庭園。国道筋からは全く見えないので、まだまだ知名度は低いが、周辺の武家屋敷の佇まいとともに秀逸。

 鍋島陣屋の入口は、町指定文化財長屋門(元禄時代)、長く続く石垣。陣屋という名前が不似合いなほどだ。

 長屋門の扉には、刺のある金具が打たれてあり、武家の門らしさが残っている。

 周囲は水路と武家屋敷らしい石垣や竹垣、板塀がのこる。この本小路から、上小路、今小路にかけて、藩政時代の趣が残る家々が散見される。

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問い合わせ 鍋島林業(株)神代事業所 0957−78−2701

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