みどりの回廊

　千々石町～小浜町の旧島原鉄道線路跡は、いつからか「みどりの回廊」と呼ばれている。（05/09/2002）

　千々石町商店街から、少年自然の家に向かって入り海沿いを行く。島原鉄道時代のトンネルの中を車で走ることも出来る。地元の人には見慣れた風景も県外から訪れる人たちには新鮮に映る。

	線路跡なので道路幅は狭い。急峻な崖に切通。頭上には覆い被さるような樹木。　先にはトンネルも見える。鉄道マニアが廃線の代替路をバスで行くそうだが、ここは線路跡を自分で走ることが出来る。
	ここは「木津の浜駅跡」ホームの跡がそのまま残っている。道路脇にホームがある道を走ったことがありますか？　単線跡ですから、離合は大変な場所が幾つも有ります。トンネルの中で出会えばバックしかありません。そのためにもこの区間は日中でもライト点灯がマナーです。
	島原半島には、島鉄の廃線駅には駅跡の看板が作られて昔を偲ぶよすがになっているが、この案内看板が本当に似合うのは、この木津の浜駅跡だろう。　次の停車駅は冨津。
	木津と冨津を分ける岬が見えます。みどりの回廊からは、橘湾の景観が楽しめますが、道が狭いので、景色を楽しむには、木津か富津に下りて楽しんでください。　冨津には、空海が水源を教えたという伝説の残る「六角井戸」などもあって楽しめる。
	車で千々石・小浜を訪ねるなら、このみどりの回廊も覚えていて欲しい。　ただし、くれぐれもバックや離合に自身の無い方は入ってこないように・・・・