奈留島のゴジラ警戒レーダーとは?

 五島列島でゴミステーションの研究をされている、犬先生がゴジラ出現ポイントと日本政府による警戒レーダーが既に設置されているとの情報を発信されている。こんな重大事件なら17年ぶりに奈留島上陸を敢行しなければなるまい。

 上陸日は12/04/2008。1015に奈留島の浦港に上陸。まずは城岳山頂に上がり島内の概況を把握。標準装備の高解像観測機で観測したところ、どうも北西部の方が怪しい。

レンタカー 皿うどん

 上陸用舟艇から軽装甲車を陸揚げし、みかん屋食堂特製の野戦糧食で準備を整え行動を開始。白這、夏井と威力偵察を進めるが政府軍の姿は見えない。

 日本政府の手先である長崎県知事が修学旅行の小学生からの直訴で建設したという怪しげな偽装工作をほどこして作った作ったという、軍事トンネル「延命寺トンネル」に遭遇した。斥候を出すがトンネルの先は確認できない。700m以上は有りそうだ。

 危険を覚悟して再度、斥候を出して侵入させたが、不気味にもトンネルには、なんの警戒装置も無かった。敵は油断しているのか?

 現地に潜入した科学者である犬先生の情報では、江上の海岸に出たら、北上しゴジラ出現ポイントに直行が望ましいとあった。

 確かに有る、トンネル掘削時に発生した土砂により作った大きな堤防が見える。

 大串んもんというコードネームを与えられた、声の大きい好戦的な、一説にはアバラの骨が一本少ないと噂される地元民に、それとなく確認したところ、意外と人の良い眼をして「ここは野首という野ざらし首のような地名で、防風堤防を作る前は季節風に紛れて某国の工作船から石礫の攻撃が毎年冬場に繰り返されていた防衛ポイントである」という、重大な防衛機密を入手することが出来た。

 ゴジラは最近の核兵器拡散を考慮して、放射能ビームを吐かずに、石礫を吐くように進化したという情報に適合している。やはり、ここがゴジラの出現ポイントか?

ビーチロック

 そう思って見ると、確かに堤防の向こうからゴジラが出現する気配がある。優秀な科学者である犬先生がゴジラの出現を確信しており、軍事犬として訓練を受けたフーク号が怯えるほどの気配がある。

 周辺を偵察して見ると、一見、ビーチロックのように見えるが、確かにゴジラの排泄物を発見することが出来た。間違いなくゴジラは上陸しているのだ。

 あらためて堤防の上を見ると、何かが見える。アンテナだ。軽装甲車を隠し付近を警戒しながら堤防の上に上がって見た。アンテナはエレメントの上部が2m程、下部のエレメントは長さを補うため直角にエレメントを追加している。

 エレメントの長さから見て、レーダーに使用している波長は8mか?ならば周波数は32〜33MHzと判断される。日本政府が出しているバンドプランでは、30〜40MHz帯は公共業務(移動)小型船舶通信の割り当てだ。おかしい。公共業務とは実際には自衛隊の使用周波数だ。

 給電部を見るとバランにヘアピンマッチで整合を取っている。なるほど、これなら見かけ上のエレメントは短くなる。30MHz丁度位だろうか?

 日本政府が海洋短波レーダーに使っているのはCRL/NILIMの24.515MHzの12m波長の電波で、30MHzといえばオーストラリアが使っているCOARADの海洋短波レーダーだ。おかしい?

 我が軍の本拠地、有明海も海洋短波レーダーで潮流を観測しているが、ここで使用されている周波数も24.515MHz。周波数カウンターかレシーバーを準備していなかったのが悔やまれる。

 それに、アンテナの数が気になる。普通のスタックアンテナは、アンテナ同士の整合のし易さから、2・4・8段で構成される。この10段スタックというのも気になる。

 レーダーサイトは無人のようだ。「海洋短波レーダー観測」と偽装している。21年度一杯の臨時基地か?

 一旦、引き上げて、我が軍の情報部に調査を依頼するしかないか?


 情報部の回答:日本政府の極秘文書に寄れば、このレーダーシステムは「東シナ海海ゴミプロジェクト」の秘密施設で、表向きは東シナ海の漂流ゴミを調査している事になっているとのこと。

 またレーダー以外にも必要に応じて船舶からバルーンを上げて観測、また情報漏えいを避けるため長崎空港や小値賀・上五島を使用せず佐賀空港からセスナを飛ばして観測をしている模様。

 ゴジラをゴミと称して観測しているとは、日本政府も旨い口実を作ったものだ。やはり、ゴジラが東シナ海に生息しており、五島列島上陸の可能性が有る事は間違いないようだ。

12/05/2008奈留港を後にしたフェリーの中での妄想か?

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