小浜温泉の大和荘さんは、被爆者だけでなく一般も利用できる施設としてPRされているが、温泉街から少し離れていることもあって今まで立寄った事が無かった。（05/09/2009）

　うぐいす屋さんの脇から雲仙に向けて国道を上がると、左手に大和荘の駐車場の看板が見える。ここから狭い道を上がって直ぐ左手に20台以上停められる駐車場があるが、ここから大和荘に行くには白雲荘を経由して少々きつい坂を上がることになる。看板のさきから左折したほうが良いだろう。

　入って右手のフロントで入浴料を支払って二階に上がる。そうそう、玄関ロビーの階段下には無料のマッサージチェアが設置されていた。大和荘さんの話ではチェックイン前の時間から入浴をして、それから時間になってチェックインをするなどの利用者の要望にも対応されているそうで、私が伺ったときも早めに来た宿泊者と勘違いされた。

　湯船は二つ有り、右手の小さな湯船には泡風呂になっている。（運転していない時間帯もある）源泉は、お隣の同じく公共の宿、白雲荘（立ち寄り湯不可とか）やグランビューうおみの三施設で利用されているようだ。

　湯は飲用可で、塩味が効いたスープのようで飲みやすい。勿論、掛け流しであることは云うまでも無い。湯の感触もなかなか良い。塩分が強いように感じるが、湯上りはさっぱりしている。

　変わった形の湯口をのぞいてみると、蛇口のハンドルが外してある。触りにくいようにカバーをして、なおハンドルを外すとは安全管理に気を使う現われだろうか？

　洗い場のカランの湯は、源泉の貯湯槽の中をパイプを通して加温した水と書かれてあり、出しっぱなしでは湯音が維持できないので、こまめに止めてくれとある。

　特別なものは何も無いが、安価に良い湯を楽しんで宿泊するには良い施設だ。職員の方も感じが良かった。

長崎県雲仙市小浜町北本町９４６−３
原爆被爆者保養所　大和荘
０９５７-７４-２５４６