小浜歴史資料館(本多湯太夫邸)

 小浜町の表通りから一本入った通りに、本多湯太夫邸後に小浜歴史資料館がある。小浜の湯の歴史を尋ねるのも良いものだ。(01/12/2003)


(明治4年に島原城から移築した本多家の門)

Mapion

 本多初代新能は三河の出身。新能の三男親次は貞亨元(1684)年、島原藩候から「湯太夫」の称号を与えられ、本多家は代々湯太夫を引き継ぎ小浜温泉発展の礎を築いた。

 「築160年本多湯太夫邸跡を歴史的遺産として保存しながら、小浜町の歴史、交通、温泉の特色、小浜町の見どころを紹介します」とある。 内部には小浜温泉の歴史を伝える展示があり、見物して廻るだけでも充分楽しめる。

 表にも出てみよう。もうもうと湯気を上げる源泉が目に付く。日本で一番の熱量を誇る小浜温泉の湯は116度などという、とんでもない記録を持っている。

 見ているだけでは勿体無い、足湯にも入ってみよう。案内の看板によれば、海岸の岩の間から自然湧出していた温泉は、潮が満ちてくると入浴できない。そんな条件だったからこそ「足湯」が古くから習慣化していたそうだ。

 江戸時代には、侍小屋というのがあって、幕を巡らせた武士専用の湯も有ったそうだ。この本多湯太夫邸の真下にあたる、今の一の瀬旅館の辺りが、その侍小屋で、後に豊後湯と呼ばれたのは、当時の島原城主であった松倉豊後守重政も、この湯が気に入って度々湯治に訪れた事にちなむという。

妙に艶かしい湯浴みの人形
営業時間 / 9:00〜18:00(月曜日 休館)
入館料 / 100円(小学生以下無料)
電話番号 / 0957-75-0858
住所 / 長崎県南高来郡小浜町北本町923-1

05/05/2009更新

03/22/2009更新

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