小浜温泉 脇浜共同浴場 「おたっしゃん湯」 |
昭和12年創業の脇浜共同浴場は、以前の経営者の名で今でも「おたっしゃん湯=おたつさんの湯」と呼ばれる。
平成24年9月にリニュアル済みの写真
何時訪れても番台の奥さんはテレビばかりを見ている。入湯料を支払って木製のレトロなロッカーを使う。元は鍵が付いていたのかもしれない穴に指を突っ込んで開ける。真ん中の十八番がお気に入り。
ガラスの引き戸の向こうには、今日も沢山の入浴客が、「おたっしゃん湯」を楽しんでいる。ここに色んな時間帯に立ち寄るが一人でノンビリと浸かったことが無い。
たまたま今日は入湯客は若い人ばかり。無理に頼んで避けてもらって写真を撮らせてもらう。「写真ば撮りたいけ」と頼むと気軽に応じてくれた。
湯船は二つに仕切られていて、奥がブルーに手前がグリーンに見えるのは底のタイルの色の具合。湯船の縁は洗い場の床から30センチほど上がって周囲から掛け流された湯が溢れる具合だ。
エルボのままの湯口から注がれる湯は、竹の樋と竹の湯呑の配置で奥に多く入るので、やや奥の湯船が熱い。(違うときもありますが)熱い湯を冷まして飲んで見ると上等な潮汁の味。
そうこうしているうちに皆さんが上がってしまった。浴場の奥から入り口を見る。このカットが「おたっしゃん湯」のカットとして気に入っている。
泉質表示はまともに見れないが、効用の表示を紹介しておこう。帰るときに気になったのが「入浴券発売所」の看板。これによると、大人の入湯料は三銭であったようだ。
長崎県雲仙市小浜町南本町7
脇浜共同浴場
営業時間 | 06:00 | 〜 | 21:30 | 入湯料 (大人立寄) |
150円 | 泉質 | ナトリウム−塩化物泉 (等張性・弱アルカリ性・高温泉) |
【九州温泉道】
■09/03/2010 長崎県景観資産第2-134号として脇浜温泉浴場が登録された。
■03/21/2009 リニュアル前の「おたっしゃん湯」
10/17/2012更新
12/30/2010更新
11/10/2009更新