藩主深溝松平家の菩提寺「本光寺」を訪ねてみよう。まずは「赤門」に至る。この地は見るべきものも多く散策にも適している。(12/27/2002)
曹洞宗瑞雲山本光寺の山門は、深溝(ふこうず)松平家六代島原入封初代忠房公が、生母福昌院殿の菩提を弔う為、元禄3(1690)年ここ丸尾の地(禅林寺の古跡)に建立した浄林寺の山門。
「切り妻流れ屋根造り」の山門として建築学上も格調高いものとされ、島原市内で最も古い建造物。赤門の由来は従五位下の譜代大名の格式を表したもの。
また、言い伝えによると島原城の天守閣の頂上と、この山門の敷居の高さが同じだとされ、天守の上に祖先の墓所を設けたといわれる。