田平町で気になってた資料館

 北松・田平といえば、タヌキのHPとARDFの先輩、JH6AAMさんのページがあります。田平町全体については、地元の方にお任せして、タヌキの好きな資料館をレポートします。(11/22/2001)

 平戸口から、松浦方向に走っていると、左手に「里田原歴史民俗資料館」があります。

 まえから気にはなってたんですが、時間に追われていると、なかなか立ち寄れませんが、やっと時間が取れたので、のぞいてみました。

 田平町は、地図を見れば一目瞭然、早くから大陸や半島の影響を受ける地域です。

 石器・縄文の資料は当たり前として、弥生時代初期の資料が充実してます。

 出土した農具は、複製品でなく、保護処理をして、本物が展示してあります。当時の弥生人達の、手の感触が伝わって来るような、状態の良い出土品です。

 粘土質の土中で、密閉された形で眠っていた資料を見せてもらうのは、楽しいですね。

 近代の民具も、多数展示されています。藁葺きの家の模型も良いですね。

 子供の記憶で、どんな風に葺かれていたのかなんて、まったく覚えていませんので、こんな風に、見れる資料は、ありがたい。

 町営で、これだけの資料館を維持しているのは、それだけでもすごいことです。

 せっかく、資料館を見せていただいたので、弥生時代から続く、田圃を眺めながら、向こうにある、宗像神社まで来て見ました。

 ここは縣社なんですね。官幣大社とまでは行かないまでも、歴史のある神社です。

 ほかのページでも、書いてますが、何らかのタブーの有るところに、神社や寺院は作られます。ここから副葬品が出てくるのは、当然です。

 この資料館も、一日に数名の、来館があるだけとの事です。寂しい話ですね。
そういえば、今年の初めに、珍しい鏡が出土したとの、新聞記事を読んだ記憶がありましたので、係りの方に伺ったら、詳しい資料をいただきました。感謝!!

入館料:大人210円

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