ＹＳ-11の後継機として採用されたが、問題多発のＤＡＳＨ8-400。長崎の翼であるＯＲＣ（オリエンタルエアブリッジ）の機体は、同シリーズだが安定性抜群のＤＡＳＨ8-200で、私の新しいお気に入りの機体だ。

　長崎空港を基点に、県内の五島福江・壱岐・対馬・鹿児島。宮崎に就航しているＯＲＣは、旧長崎航空が大きく民営化した長崎の航空会社。旧長崎航空時代は県のＯＢが社長に就任し、大きな補助を得て経営していたが、県の財政破綻？が原因か、小値賀虐めが原因かは知らないが、県の出資比率が後退し、上五島・小値賀路線に就航していた効率の悪いアイランダーを廃して経済性に優れたＤＡＳＨ８-200に使用機体を改めた。

(7/14/2004小値賀空港にて）

　私が大好きだったアイランダーは、小値賀まで飛ぶのに乗客は私を含めて２名なんて時もあったから、採算が取れていたとは思えない。現在の小値賀・上五島の両空港は、STOL性（短距離離着陸性能）に優れたＤＡＳＨ8-200といっても短すぎて就航は不可能。もう定期路線に両空港が返り咲くことは困難だ。

　大好きな小値賀に飛べない機体に偏見を持っていたが、実際に乗ってみるとアイランダーほどではないが、ＤＡＳＨ8-400に比べれば、ぐっと親しみやすい飛行機らしい機体。下方視界の良い高翼機だしＳＡＡＢなんかよりずっと良い。

　こんどは、この機体で壱岐にも行って見よう。