島原街道を訪ねて(諫早道)

 諫早城下を出て有喜街道を辿ってきた。その時の追分から愛津の土井口番所まで歩いてみよう。(05/11/2008)

 追分を過ぎると、すぐに分かれ道に出るので左手を上る。気持ちのいい雑木林の道を歩く。こんな気持ちの良い道なら良いのだが。

 すっきりと開けた場所からは橘湾が一望に出来る。快適々々。楽しんで歩いていると様子が、おかしくなってきた。やっぱり。此処からは例によっての藪コギだ。

 100mちょっとの藪を抜けて、なんとか、まともな道に出た。左下の写真の左手から上がって来て右手に進む。途中スクラップ置き場を過ぎて、鷲崎から有喜に繋がる県道に出て下の写真の先に見える青い案内標識から左手に入る。

 左折してから、やや上ると国道に下って行く道が右手に有り、その手前から本当は左手の山沿いの道を行くのだが、すぐ先で同じ道に戻るので、まっすぐ進む。木秀古墳に下る分かれ道を過ぎた辺りに、右下の分かれ道がある。畑を迂回して上方の竹林に入る。竹林の中は多少荒れているが涼しくて良い。

 竹林が雑木になって明るく開けた場所に出たが、そこは崖に成っていて危険。どなたかがロープを張ってくれている。崖を過ぎて暫く進むと簡易舗装の道に出るが、そのまま斜めに横断して先に進む。道路脇で日当たりが良いため入口が薮化していた。

 雑木の中を進んでいると、橋の跡の様な場所の先に小屋があり小さな池が左手にある場所を通過する。暫く歩くと街道が、やや広くなった場所の両側に木秀の一里塚がある。街道の両側に有る一里塚は初めて見た。道の反対側にも有る旨の案内看板を立ててくれた人達に感謝。

  その案内看板に寄れば400m程行ったところに、さらに看板が立っていた。看板の先は、すぐに開けていて、NTT横山無線中継所がある。

 横山頭の追分に出た。ここが有喜・江之浦を経由して長崎に向かう往還と、諫早を経由して江戸に上る追分となる。

 ところで街道の案内看板には「蓮堂の辻」と書かれている。確かに三叉路ではなく左手に下る未舗装の道も有るから辻には違いないが蓮堂とは何だろう?

 この先は暫く九州自然歩道のコースと概ね重なるので標識の数が多いから安心して歩ける。みそ五郎どん岩を左手に見て進むと、家内が御贔屓の和のギャラリー夢民が見えてくるが本日は定休日。コーヒーが飲みたかった。

 諦めて進むと、チサンCCが見えた辺りで、右手の小路に入れと案内が有るがパス。その先は見えているのに薮化している道を進むことは無い。(軟弱です)

 ラブホテルの脇から国道に出て唐比方向に進む。向うに小さく見えている、またしてもラブホテルの看板から右手に直進して旧国道に入ると、そこは緑のトンネル。

 本当は、緑のトンネルに入らないで、もう少し国道を進んでから右手に入るのが本当の街道だったと気がついたのは、休屋まで降りてきてから。左下の案内看板を見てからだった。この先のご主人から諫江八十八ヶ所弘法巡りの時に、お世話に成った。弘法めぐりで中途半端に街道筋を知っていたのがあだになったか?

 案内にしたがって下って行くと、左上に諫江八十八ヶ所霊場の56番札所の弘法様が見える。

 下の通りに出て進んでいくと、ゴロンバの辺りに、「251を通り越して右へ」と案内が有る。愛野展望所手前の原口番所への道順を示している。

 しかし、今は愛津の土井口番所を目指しているので、唐比の天神さんに参拝して、251の唐比交差点を直進する。

 この道に入ってしまえば大通りを進むだけ。右手に日吉神社が見えてきました。久しぶりにユーモラスな狛犬に参拝していきましょう。

 この辺りは、佐賀領唐頃(比)村と嶋原領愛津村の藩境界ですので、この日吉の公園の奥には藩境石が残っています。

 もう少し先に進むと日吉神社の北参道口が有り水場がある。一休み(今は澱んでますので気分だけ)してから歩いていると右手に、小浜温泉軽便鉄道時代の愛津駅跡の標識が立っていた。

 さて、いよいよゴールは近い。スーパーの向かいの立派な、お屋敷の角に土井口番所跡の碑が立っていた。 お疲れ様でした。

 うんっ??あまり疲れてないし、どうせ車を停めた有喜まで戻らないといけない。さっき来た道を戻りながら唐比の交差点に付いたとき気分が変わったので、このまま原口番所まで行ってみよう。

 国道を愛野展望台方向に左折して、左下の写真の前の道に左折。道なりに進んで分かれ道に出たら、国道に戻らず、まっすぐ上る。正面に未舗装の道と案内看板が見えたら、そのまま200mほど進む。

 林を出て住宅脇を上がって右折。そのまま直進で間もなく原口番所跡に到着。さすがに疲れた。バスを待って有喜に戻ります。

 有喜の村川蒲鉾に車を停めていたので、揚げかんぼこを土産に買って帰宅です。

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