八天狗と大蔵の伝説(申の公園)

 飯盛町との境にある、八天狗さんにやってきました。ここにも十二支公園が・・・

 諫早の警察署から飯盛町に向かって行くと、もうすぐ飯盛町との境界と思うあたりは土師野尾といい、右手に大きな「八天狗」の鳥居があります。

 右折してしばらく行くと、今度は古い石造りの鳥居が見えたら、その下を左折して入ります。

 少し上ると、この入り口が見えます。

 ここには関取「稲妻大蔵」の伝説が残っています。

 むかしこの麓に子供の出来ない夫婦の百姓がいて八天岳の天狗さんに祈願をしていたら子供を授かり、その子に天狗が相撲の手ほどきをした。

 子供の大蔵も成人し、都に出て関取となり出世を果たした。ただ天狗から相手に情けをかけてはいけないとの約束であったのに、相手に情けをかけて負けてやってしまい天狗の霊力も落ちてしまった。やがて相撲を引退して故郷の土師野尾に戻って来た。

 後日、八天岳の上の「ごっとん岩」が麓に落ちた時、大蔵がまた山頂に持ち上げた。

 天狗の神通力が無くとも、人一倍力に優れた大蔵であったという。

 そんな伝説が残る八天岳自体が神域であり公園です。

 申の公園になった今、写真の通りの土俵がある。

 きっと天狗さんも喜んでいるのでは?
(11/17/2001)

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