JOSありきの碑 |
諫早市の北部の高台の土地開発が行われ「サン・アゼリア日の出」とかいう住宅地が出来上がったようだ。この敷地内の中央に石碑がある。(05/06/2004更新)
無線通信に関心の無い方でも、紅白歌合戦で「遠き南氷洋の・・・・」等という電報のことを耳にした方は多いのではないだろうか。
長崎無線/JOSといえば、日露戦争で信濃丸の「テキカンミユ」の歴史的な信号を傍受した大瀬崎の海軍望楼所から逓信省に移管され1908年に諫早市に開設されたのだから、1999年1月31日までの91年間を、銚子無線/JCSが東、長崎無線/JOSが西と世界の海上局を相手に通信を担ってきた無線局。
商業通信の世界からモールスが消え、軍用局さえモールスが打てる通信士が居なくなった現在、通信は衛星が担い電離層通信の不安定な通信は省みられる事もなくなった。
そして世界に冠たる歴史をもつNagasaki-Radio/長崎無線/JOSも忘れ去られていく。