久山茶屋跡(久山町)

 国道34号線、久山の交差点から飯盛方向に向かい中核工業団地との交差点を過ぎると右手に集落がある。(02/10/2002)

 長崎街道、井樋ノ尾路から郡境石、峠の茶屋から急な坂道を降りてくると、この久山の茶屋に着く。途中谷間の300m強の区間は、砂防ダムの工事で道が付け替えられている。しかし付替え区間の表示は国土交通省の工事関係の説明板に、きちんと書かれてあった。

 右手の建物の前にある井戸。すぐそばに「長崎江戸街道に唯一の井戸、当時を偲ぶ龍馬の面影」と書かれた看板が上がっている。

 龍馬が、この井戸を使ったとは、ちょっと考えにくいが気の利いた看板に楽しくなる。

 お墓じゃありません。井戸の右手前の墓地の入り口にある、「大乗妙典六十六部塔」です。

 法華経を納めるために諸国を廻った僧を六部といい、この塔は俗名源左衛門という修行僧が天下の平安と気候の温順を祈念して納経をおこなった証の塔。

 茶屋の側に掛かる橋の名、「旧茶屋新橋」だ。こんなところにも長崎街道に縁の名前がつく。

 近くの工業団地入り口のバス停は茶屋入口というが知らない人に通じるか?

 「長崎街道 旧久山茶屋跡」の石柱。永昌追分でも感じたが石柱が的外れな位置に立っている。

 この石柱から見れば道路の反対側、川向こうの左上が上記の茶屋跡。同じ立てるならもう少しと思ってしまう。

05/15/2008更新

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