女夫木の大杉から

 国指定天然記念物の女夫木の大杉を訪ねてみます。(10/06/2001)

国道57号線小川町の交差点から島原方向に向かって右折。どんどん登っていくと、右手に長崎刑務所が現れます。

通り過ぎて、峠を下ると、そこは女夫木の里です。(住所は小川町)
樹医の手当てを受けながらも、満身創痍の大杉が現れます。元々は高さ30m程あったのですが、現在は約19m程になっています。

 この女夫木は、平家の落人伝説が残る里で、大杉を過ぎて、小ヶ倉ダム方向に行かず、左手に登っていくと、十二支公園の一つとして整備された、「(午)平家と大杉の里」という名の公園があります。

十二支公園は、市内の郊外に忘れ去られた史跡や謂れのある場所を公園として整備したものですが、多くは、車も満足に入れない公園のため、近隣の住民が僅かに使用するのみで、市民の中で、十二支公園全てを歩いたのは、緑地公園課の職員以外では、タヌキぐらいなものじゃ無いかと思ったりしています。

 公園の頂部には東屋があり、今日も涼しい風が吹いています。

写真は猿田彦神です。天孫の神々を道案内したという、猿田彦命が、平家の落人伝説の里に祭られているのも、なにか意味するところがある様で、楽しい空想の世界が広がりそうです。

神楽でも猿田彦の舞があるくらいですから、この碑の横に浮立の石太鼓が有るのも頷けます。

この頂から、女夫木の大杉も、小ヶ倉ダムも良く見えます。

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