長崎街道(大村街道・鈴田峠)

 破籠井のバス停から水道局の配水池脇の道を上がって行くと長崎街道の鈴田峠への入り口に入れる。(01/05/2002)

 正面に見える山が風観岳(236.7m)です。

 この山頂から、左手に少しV字型に見えるあたりが、これから向かう鈴田峠です。

 現在の国道34号線の鈴田峠は風観岳の右手になります。

 バス停から上がってきて畑の脇を通ると笹薮が広がって此処が本当に?って思うかもしれませんが、そのまま入ってきてください。

 鈴田峠の諫早側は車が通らない昔のままの風情が残る道ですから、ちょっと目を離すと入り口は荒れてしまいますが入ってしまえば大丈夫。

 安心してくださいね。

 この案内看板がある辺りからが本来の街道の風情が楽しめるコースです。

 スタート地点が海抜80m程度、峠が200m程度ですから1.5kの行程で約120m程上ります。

 軽装で大丈夫ですが夏のシーズンでも長袖、長ズボンは常識ですよ。

 蛇の嫌いな人は梅雨前後は避けたほうが良いかも?

 歩き始めてしまえば、さすがに江戸時代の主要街道。快適なハイキングコースです。

 昔、この地を通ったシーボルトも、「大村の町に向かう大変気持ちの良い道を・・・」と書き残しているくらいですから。

 途中に大渡野番所跡があります。 

 この先から左右に入る道がありますが左は破篭井の上を通る厳しいコースですし右手は宮園・平に降りれますが、こちらは、もっと道が悪いのでわき道に入らないのが無難です。

 左右に耕作地の跡の石垣が見られます。

 昔は茶畑が続いていたそうですが、今は野うさぎが、たまに出てきて、わたし達を驚かすくらいです。

 開けたところに出たと思うと、そこが鈴田峠です。

 今日は、狩猟の人たちが居ました。

 此処までは大村市の今村や大里から車で上がってこれるので狩猟者の監視役と会うことがあります。

 風観岳などに行く時は、安全を確認したほうが良いでしょう。

 この石が鈴田峠のシンボル。

 ちょっと窪んだ所をみて硯に見えたのでしょう。硯石と言いこの辺の呼び名になっています。

 「弁慶の足跡」とも言いますが、そうは見えませんよね。

 車の入れない、この1.5km区間が長崎街道のうち大村街道として市の指定を受けています。また、平成8年には文化庁の「歴史の道百選」にも選ばれています。

 硯石から右手に入ると風観岳へのコースで支石墓や藩境石を見ることが出来ます。

05/11/2008更新

04/22/2008更新

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