緑豊の里と諫江見渡しの丘

 諫早市には十二支公園と呼ばれる公園が有るのですが、そのうち、本明川の中流付近の本野町両岸の公園を紹介します。別のコーナーでも触れていますが、十二支公園は、埋もれていたり忘れられそうな、謂れのある地に作られています。

 緑豊の里「子の広場」と呼ばれる、本野の公園です。十二支公園の中では、比較的良く整備された公園なんですが、それもそのはず、元々は、大正12年2月25日に皇太子殿下(昭和天皇ですよね)御成婚記念に、旧本野村の運動場として在郷軍人会が整備したものです。

 ここに来るには、ちょっと難しくて、本野の彦城か湯野尾から、案内看板を頼りに上がって来ないと、諫早のジゲモンでも、来れるかどうか疑問の公園です。

 六地蔵が静かに本野の里を見守っています。

 せっかくこの公園まで来たのなら、そのまま降りると、湯野尾にでます。湯野尾川をどんどん上ると、この水場に出るんです。

 国立少年自然の家の先の水神の水場も良いのですが、ここの水はまた格別。岩の色を見ると鉱泉水かと思いたくなる湧き水ですが、口当たりが良くて、これで入れた珈琲は最高!

 子の広場がわからなくても、富川渓谷に行く途中、二股の交差点から、右に入れば湯野尾です。道は狭いのですが、タヌキのカリーナも入れるんですから大丈夫ですよ。

 こんどは本明川の反対側、本野交差点の上の方になります。「諫江見渡しの丘」と呼ばれる十二支では亥の広場、神武天皇の伝説の場所です。

 ここまで上がるには、旧国道34号線を駅裏から、本野交差点に向かって走ると、北バイパスの為に上下線が分かれる、ちょっと手前に、本野交差点に向かって、左折するわき道があります。ここに案内看板がありますから、道はすぐにわかると思います。途中はけっこう急勾配のうえに道が狭いので、気をつけて上がってきてください。見晴らしは、確かに良いですよ。

 狭いといっても、ご覧の通り、タヌキのカリーナが上がってきてます。

 このまま上がって行くと、風観岳の支石墓への入り口にいけますので、破篭居側から上がるより、早くいけます。

 もし上がるようでしたら、風観岳の案内看板から左折して、未舗装の行き止まりまで行ってから車を止めてくださいね。農作業の車が結構通りますので、迷惑に成らないようにお願いいたします。

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