有喜街道の追分から来た街道と、有喜村から来た街道が出会うところ、此処は横山頭追分と呼ばれる。（04/22/2008）

　愛野から唐比を通って、ここ横山頭追分に差し掛かる。諫早殿さん道を歩こう（諫早殿さん道の会）の黒岩会長さんの説明では島原の殿様は江戸に参勤交代するときは右手に進み諫早を経由して行ったと言う。

　また、将軍家に繋がる九州の目付けとして参勤交代前には福岡・佐賀藩が警護する両藩を監視している長崎奉行に長崎の現状を確認したうえで江戸に上ったと言う。

　その際に長崎に向かう場合は有喜を経由して江之浦・矢上から行ったと言う。その追分が、この横山頭追分である。

　上の写真は追分から唐比に200ｍほど進んだ処に有る、みそ五郎どん岩。しかし、その謂れは良く判っていない。なお、諫早の船越駅（厩）から続く、この道は古代官道であったといい、島原街道の北目（山田駅）の往還に向かう、この道は古代官道を踏襲していると言われる。