年末年始は韓国で(釜山・慶州の旅)

 今度の年末年始はどうするか家内と話していたら、やっぱり韓国に行きたいという。年末年始のツアー料金は高いし、このところフェリーで訪韓してみると結構快適な旅が出来ると判った夫婦は、今年もフェリーで韓国に行くことに決めた。(12/30/2007〜01/04/2008)

■12/30/2007 我が家の大掃除もほったらかして、12月30日の朝から諌早を出発。都市高速を降りて博多駅でお昼の弁当を調達して博多港に。到着してみると100名ほどの行列。何度も博多港の国際ターミナルを利用しているが、こんな光景は始めてみた。

 何事かと思っていたら、去年の年末年始に関釜フェリーで一緒だった京都の山田さんご一家と出会う。「偶然ですねと言いながら話を聞くと、今年はビートルを取っていたが全面欠航でカメリアのキャンセル待ちだという。キャンセル待ちの整理券を72枚配ったようだが、実際に乗れたのは50数名。勿論、山田さんご家族は乗れました。乗れなかった皆さんごめんなさい。

 GWの訪韓時にも書いたけど、博多港の免税店のマイルドセブン1は2,000円だけど、カメリアの免税店や自動販売機は1,600(160)円です。無駄な出費は控えましょうね。何時もの二等船室でノンビリと釜山に向かいます。

 この日、玄界灘は時化ていて、トイレは満杯。船酔いの人たちを尻目に免税のビールを飲みながら弁当を食べている私は人でなし??

 時化の為、30分遅れて釜山到着。お馴染みのタワーホテルにチェックイン。20時過ぎたが夕食のソウルサムゲタンで身体を温めるが、何故か人参酒が出てこなかったのに気がついたのは店を出てから。サービスが無くなったのかアジュマが忘れたのか・・・・・

タワーホテルのツインのお部屋 元祖ソウルサムゲタン

■12/31/2007 翌朝も快晴。朝の気温は−2度。例年よりチョッと寒い。こんな日の朝食はテジクッパに限る。ニラと玉ねぎを全部クッパに入れて食す。美味。身体が暖まる。今日はアチコチ行くので、地下鉄の一日乗車券3,500Wを購入。地下鉄の切符を買うのは簡単なんですが、自販機は痛んだ1,000W札を受け付けないし、小銭も要るし結構面倒なので、この切符はありがたい。

 まずは金井山城に向かう。温泉場駅からタクシーで東門まで(約4,000W)行って、そこから南門まで4km強の山道を歩く。コートにブーツ姿の家内は随分と目だったようで、すれ違うハイカーの視線が違う。本当は一人で登る予定だったのだが、山歩きの準備をしてなかった家内がついて来てくれた為だ。南門を過ぎてケーブルカー乗り場に行く途中のテントで昼食。パジョンにオデンだが、寒かったからマッコリも注文。これがなかなか美味。もっともキムチまで凍っていた場所で冷たいマッコリは、旨いんだけど身体が冷えるばかり。しかし山の中で20,000Wは安い。

 山を降りて温泉場を散策して西面に向かう。家内は買う予定が無くても免税店を見たいようだ。ここで青山汗蒸プラザに確認を入れて釜山駅に移動。家内はエステの後に韓服を着てみたいとのこと、アカスリでさっぱりした後に着付けてもらってポラロイドの写真を撮ってもらってご機嫌。


(昔から現地の人に韓国人に間違えられる奥さんです)

 さて、夕食はどうする。なんといっても寒い。やっぱり鍋だろうとヘムルタンを食べに行く。寒いときは鍋ですよね。金井山城で飲んだマッコリが気に入ったのか、ここでもマッコリを注文。ヘムルタンも旨かったが、出汁で作った焼き飯の旨さは堪りません。

 ここで財布が寂しくなったので、道端のアジュマに両替を頼もうと思ったら、龍頭山公園のカウントダウンイベントの為に警察官が一杯出ている為か、アジュマの姿が見つからない・・・・・・・

■01/01/2008 明けましておめでとうございます。昨日の焼き飯を食べ過ぎたのか、朝食は要らないと家内が言うので、キンパブとラミョンの朝食を一人で食べて、ついでに両替した後ホテルに戻る。地下鉄1号線の終点にあるバスターミナルで慶州に向かう。70km近く有るのに高速バスの料金は4,000W。快適な3列バスは一時間足らずで慶州バスターミナルに到着。

 バスターミナルから慶州駅に向かって路東洞古墳公園・路西洞古墳公園を過ぎて、皇南パンの向かいにある、サンパのお店に向かう。韓屋の雰囲気があるオンドルで頂くサンパは旨い。正月から野菜たっぷりの食事を取れば健康に良いかな?

 食後は市内バスでホテルに行こうかとも思ったが、現代ホテル慶州は結構遠いし荷物も有るからタクシーで向かう。今夜のホテルは私には不似合いなリゾートホテル。部屋も良いですねぇ。等と言いつつホテルを出て仏国寺に向かう、世界遺産を堪能してホテルに戻ったら、何故か私が体調不良。食いしん坊が夕食も取らずにベットに入る。安宿がお似合いなのかなぁ・・・

 朝になったら、体調ばっちり。たっぷり朝食を取ってバスターミナルに向かう。ここで荷物を預けようと思ったらコインロッカーが小さくて入らない。観光タクシーの運転手さんのアドバイスで荷物を事務所に預かってもらって、昨日素通りした路東洞古墳公園・路西洞古墳公園を見てから大陵苑・味鄒(ミチュ)王が眠る味鄒王陵を巡る。

 東洋で一番古い?天文台だという瞻星台に向かう途中。小型の馬が目に留まる。この馬車に乗ってみたい。車輪が鉄輪で石畳を行くので、とても乗り心地は悪いのだが、これが結構楽しい。

 雁鴨池に出てから、国立慶州博物館に向かう途中、道沿いの田圃のようなところでスケートを楽しむアジョシに出会う。さすが寒いはずだ。博物館を楽しんで、昼にはヘジャンクックを食べようかと思ったら、家内が「昨日の店に行きたいと言い出す。サンパは慶州でしか食べれないので、まあ良いかと向かう。食後は皇南パンを買ってバスに乗って釜山に。こんなに手軽で快適なら釜山から日帰りで来たほうが荷物の心配をしなくていいかも?

甘さ控えめで案外旨い

 釜山に戻って、タワーホテルに再度チェックイン。さて、今回は自分達の土産はパジョンの粉と柚子茶を買って帰ることと決めていた。なにぶん重たいから、今日と明日で分けて買って来ようとチャガルチの農協スーパーに向かう。パジョンの粉を4kgに柚子茶を2kg、ホットックの粉も見つけたので1kg、合計7kgの買い物は入れ物を入れれば8kg程になる。

 この荷物を持って、街で子供連れがしていた、帽子とマフラーと手袋が一組になったのを孫の土産にするために探し回る。2時間ほどで疲れてしまって夕食をしようと、サムギョッサル+テジカルビを食べる。旨い!

■01/03/2008 済州家のアワビの粥で腹ごしらえをして、朝から残りの買い物をしてホテルに戻って荷物をまとめてチェックアウト、荷物はホテルに預けて、もう一度国際市場を歩き回るが例のマフラーは見つからない。ロッテなら有るかもと移動。昼になってしまった。ロッテデパートの9階でビビンパップを食べて、もう一度、南浦洞に戻って探す。

 国際市場近くで、親子連れが探しているマフラーをしている。何処で買ったのか訪ねると「パン屋さんの拡販商品で非売品とのこと。今はもう無いことが判明。ガッカリ。時計を見るともう5時近い。釜山港ターミナルの不味い食事はしたくないので、今のうちにナクチチョンゴルで腹ごしらえ。ターミナルに向かう。港は関釜フェリーで修学旅行に向かう小学生で一杯。九州観光をする小学生の「旅のしおり」を見せてもらうと、大宰府のところに梅が枝餅が載っている。「これ美味しいか?と聞かれるので、美味しいよ、日本のホットックだと怪しい解説をしてしまった。

 子供達が関釜フェリーに乗船して、一時間遅れでニューカメリアの出国手続きが始まった。乗船して免税のビールを飲んで一休みしたら、21時過ぎに関釜フェリーが出港。我がニューカメリアは22時20分に出港。往路と違って凪いでいる。

■01/04/2008 朝6時に目覚めると、博多港に接岸済み。お世話になった一等洋室は機能的にまとまっていて、なかなかの寝心地だった。次回もこれにしよう。7時半下船して出国時に駐車券の割引手続きを忘れていたので、早速インホメーションにいって処理してもらう。これで駐車料は1,000円/24時間。

 高速にのって今回の旅を振り返りながら、もう次回の旅の話をしながら帰宅。今度も釜山が良いかな・・・・・・

*************** ここから下は準備編です **************

■11/09/2007

 プサンの宿もコネストさんで手配。これでプサン3泊、慶州1泊、船中泊1泊の5泊6日の日程が決まった。カメリアが帰りを1等にしたので、運賃36,900円、ホテルが慶州が1泊12,400円、プサンが3泊で22,200円。此処までで基本的な支出が71,500円。ピーク時の一人分2泊3日よりチョッと高い料金で、二人分5泊6日の日程が取れました。家内と二人なら一日1万円で過ごせるだろう。国内の足代と駐車料金を考えると15,000円は必要だろうから、150,000円位の総費用かな?

■11/06/2007

 昨日、コネストさんから、予約OKのメールが来たので本日振込み。さて、プサンの宿も決めなくてはね。

■11/04/2007

 今回の宿泊先として、一泊は慶州にしたいと家内が言い出したので、コネストさんに予約を入れました。月曜日には連絡が入るそうです。さて、残りの宿泊は馴染みのホテルにきめるかな?

■11/2/2007

 まずは足を決めないと始まらない。ニューかめりあの予約は2ヶ月前からなので、11月に入って早速インターネット予約をしてみたら、12月29日や30日の出発は取れるが、肝心な帰国便が予約できない。仕方が無いので直接電話を入れたら、1月3日釜山出発の便が来年の始発便だと言う。1月4日が仕事始めの私としては、ちょっと無理があるが、この際休みを入れて、この便に乗ることにして予約を入れた。

 出国便は日中の便なので2等でも不便は無いが、帰国の便は船中泊なので1等洋室B二人部屋を取った。これならユッタリと帰国できる。さてさてニューかめりあの運行便の都合で5泊6日の旅になったので、今からコースと宿を検討しなくては。旅のプランを練るのも、これも楽しみな旅のうち。

05/06/2008修正更新

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