今年のゴールデンウィークは孫娘も一緒に釜山へ |
家内と娘夫婦に孫娘。都合5名のメンバーは久しぶり。例によって足と宿だけ押さえて準備完了。ところが直前になって新型インフルエンザ騒動だ。ノー天気なメンバーは当たり前のように待ち合わせて出発した。(05/01-04/2009)
何時ものように博多駅に寄って昼食用の弁当を揃える。そしてまた何時ものように11時前に博多港に着いた。周りを見ると搭乗手続きをする旅行者が少ない。改めて新型インフルエンザの影響がうかがえる。毎年のように同時期に釜山に向かうが、これだけ人が少ないのは初めてだ。
出国手続きも人が少ないのでスムーズに通過。割り当てられた二等船室に到着して弁当を開く。食事をしていて気がつかなかったが、出航予定時刻の12:30前に出航したようで、12:30には博多港を出て航行中であると船長のアナウンス。搭乗が早く済んだので出航も早かったようだ。
娘夫婦は数日前から風邪をひいて体調が良くないので、食後は休息タイム、一寝入りするようだ。体調万全の私は、デッキに出たりラウンジで過ごしたりと、これまた何時ものように船室に居ることは無い。
デッキで暫く楽しい時間を共に過ごしてくれたMr.李。 西都崎から志賀島を歩いたり、ソウル〜釜山を自転車で走破したりと行動的なナイスミドル。 私と違ってスマートでいらっしゃる。日本語の勉強を一月から始めたそうだが、なかなか立派な日本語を操る。 |
こんなだから往路は二等船室で充分なのだ。
釜山港では風邪が直りきっていない娘夫婦も無事入国(いいのかな?)できた。普段は宿まで歩くのだが孫娘も居るし一般タクシーで宿に向かう。今回の宿は南浦洞のフェニックスホテルだ。部屋は孫が居る娘夫婦の事情に合せてオンドルパン。洋室ならLANケーブルが準備されていてネット環境は整っているのだが、オンドルパンは設置無し。ちょっと残念。
旅装を解いたら夕食だ。全員空腹を訴えているので初日の夕食は焼肉。釜山カルビに行ってみよう。味付カルビを食べつくして、サムギョッサルを追加。
それでも足らずに冷麺を追加する。ダイエットとは無縁の夫婦の姿が・・・・・
(05/02/2009)
朝から孫娘がドアを叩く。ぐっすり寝れたようで機嫌は悪くない。孫娘達と2年前に来た時に、済州屋の「あわび粥」が気に入ったとか婿殿が言っていたので、今朝の朝食は済州屋だ。
小さな子が居るので二階に案内される。椅子席よりも座敷が助かる。ありがたい。大人4人分の「あわび粥」を頼むと孫娘の分まで小さな椀に入ってきた。サービスだそうだ。ご馳走様。
そうそう、ここでは隣の席のオジサンから、孫娘が小遣いを5,000W貰った。相変わらず子供好きが多い釜山だ。
朝食後、皆は免税店や買い物に行くという。私は買い物は苦手なので一人別行動。地下鉄で西面〜海雲台に移動。ここから181番の市内バスに乗って海東龍宮寺に向かう。これが通勤バス並にギューギュー詰めだ。やく45分の運行時間中は正に苦行。
今日が釈迦生誕日の祭り当日と気がついたのは満員バスの中だった。やっとバスから開放された後は、
駐車場に向かう渋滞車両の脇を、これまた人間も渋滞(縦隊とか)で進む。十二支の神像の前も不二門も人間渋滞で進む。やれやれ。
お腹を擦ると子宝(男子)に恵まれるという得男佛では、ちいさな女の子まで腹や鼻を擦っている。まぁ大人の真似をしているだけなんだろうけど。龍門石窟では立ち止まる事も出来ない。
どこまで行っても人人の波。何とか脇に避けて全景を眺めることが出来た。この後また列に戻って拝観を済ませて不二門前の佛塔まで戻る。
仏塔の上にカササギがとまって居るのを眺めながら歩いていると、アジュマがウニを剥いている。こらがなかなか旨そうだが人混みに酔ったようで、食べる気になれない。
道路に出て、海雲台に向かう市内バスに乗る。またしても満員のバス。海雲台に戻ったところではグッタリしてしまった。どうも昔から人混みは苦手だ。
駅からは500mほどでビーチまで出れる。しばらくビーチで休もうと思って来て見たら、第2回海雲台ウエディングフェスティバルというイベントがあっていた。
少し離れた場所からイベントを見ていたら気分も良くなった。気分が良くなったら、もう昼過ぎだ空腹に成るのも当然のこと、駅に向かう途中の店で揚げパンを買って昼食代わりにする。餡子の甘さで疲れが取れそうだ。
元気が出たところで地下鉄に乗る。宿に一旦戻って皆と合流しようと思ったら、アリラン通りで買い物を終えた家内と娘に出会った。孫娘は昼寝の時間で婿殿が昼寝に付き合っているそうだ。
家内達は伝統茶の店を探していたところだというので道案内。案内したのは以前も行った素花房。わたしも五味子茶を貰う。
家内は頼まれもののエチュードのBBクリームや自分のウリセゲのTシャツなど、買い物も予定通りできたようだ。買い物は私と行くより娘と行くのが楽しいのが当たり前。ご機嫌だ。
娘は婿殿への土産にするホットックを買って宿に戻る。家内と私は夕方まで散歩。市場を歩いて食材を見て回ったり、うろうろするのは私の楽しみ。
良い時間になったので宿に戻って皆で夕食に出る。今日の夕食はチャガルチで海鮮鍋。孫娘は店の隣の魚屋さんの生簀が気になって仕方ないようだ。
このまま終われば良かったのだが、昨日の冷麺が美味しかったので、家内がまた行くと言い出した。釜山カルビは満席に近い。冷麺だけでも良いかと聞くと「上がれというので、昨夜と同じ冷麺を頂く。
食べ終えてしまうと結構腹に堪えた。食後に腹ごなしの散歩をしないと、とても寝れそうにない。またしても夜の街歩きだ。
(05/03/2009)
朝方まで雨が降ってたようで路上は濡れている。今朝も孫娘が来るかと思ったら、今朝はご機嫌斜めの様子。ぐずっている孫娘をあやしながら私達の定番の朝食、シジミ汁定食の店に到着。
ここは汁も旨いが大根とサバの煮つけが旨い。釜山に来るたび一度は訪れる店だ。孫娘は、店の人が出してくれたチャプチェには目も呉れず、常備の海苔でご飯を巻いて、しっかり食べた。
朝食後、宿に戻って一休みしてからチェックアウト。荷物を夕方まで預かってもらって、今日の目的地である釜山水族館に向かう。タクシーで約13,000W。いつも思うが韓国の交通費は安い。
娘は釜山ナビのクーポンをプリントして持ってきていた。私は知っていてもプリントしてまで持って来ないのだが、さすがに主婦らしく成って来ている様だ。
娘に言わせれば、自宅から来れる範囲で一番大きな水族館は、博多でも別府でもなく、この釜山水族館だという。展示の仕方に韓国らしさというか、ややグロな感じがしないでもないが、メインのサメの水槽ではダイバーが海亀を抱いて見せたり、なかなかの演出とスケールの大きさで私も充分楽しめた。
孫娘たちと来なければ自分だけでは立寄ることもなかっただろう。感謝。
館内にはキッズコーナーもあって孫娘も退屈しない。もっとも本人が楽しむんじゃなくて親が楽しむ水槽内のミニドームは、お気に召さなかったようだが。
お決まりのミュージアムショップでは、さっそくジグソーパズルを買ってもらい、遊具で遊んで機嫌が良かったが、アイスをねだって買ってもらえずに・・・・
ついに泣き出してしまった。それでも昼食前だから親(娘)はOKを出さない。厳しいなぁ。まぁ、我が家も昔はそうだったが、どうも孫となると、ついつい甘くなってしまいそうになる。
昼食はビーチ近くの店に入る。私はポックックを、娘達が孫娘も食べれるようにカルビタンを頼んだが準備が出来てなくて断念。肝心な孫娘は料理を待っている間に寝てしまった。
一寝入りした孫娘に何か食べさせて、ついでに休憩もさせようとスタバに入る。注文をする客は多いが、皆テイクアウトで、二階のソファーは空いている。
ケーキを食べて満足した孫娘は、さっそくジグソーパズルを始める。私はソファーに腰掛けていたら、ついつい居眠りをしてしまった。子供のペースでする旅行も案外良いものだと改めて思う。
一休みしてから南浦洞に戻るためタクシーに乗ると、広安大橋経由だったため家内達はおおはしゃぎ。
さて、南浦洞に到着すると朝鮮通信使のパレードが始まるところ。時間待ちにアリラン通りで遊んでいたら、孫娘が水場で遊びだした。着替えを準備していた娘達は慌てもしないで遊ばせている。
通りがかりのアジュマ達は水温を確かめては、「冷たいのに・「寒いのにとか、「この親は冷たい水に・・・とか口々に文句を言う。
孫娘を見て、遊びたがる子供を持つ親は水温を確かめて子供をたしなめている。
「イルボンの親は子供を・・・・等と妙な評判が立って、日本人の評価をまた下げたかな?、大げさな心配をしていたら派手なジープがやってきた。いよいよパレードが始まるようだ。
朝鮮通信使のパレードは別にアップするとして、何カットかだけの紹介をしておこう。去年は諫早の「のんのこ皿踊り」が出場していたが、今年は長崎県からは大村市の黒丸踊りが参加していて喝采を受けていた。
そうそう、長崎県からといえば対馬からは日本側の案内・警護隊として侍達が通信使本隊の先頭に立っていた。
きれいな韓国のパレードを見ていて、ふと向かいの店の二階を見ると美容院でセットされながらパレードを見物している女性陣の姿が目に入った。下から眺めると異様な姿だ。
パレードを楽しんでいたら時間の経つのは早い。もう5時近くになる。カメリアの船内食は食べたくないので、早めの夕食をとるためにクンチップ(実家)に向かう。
食事の後は荷物を受け取るためにフェニックスホテルに向かうが、その途中で孫娘はしっかりイチゴのフレッシュジュースをせしめることに成功。
私は船内の晩酌のあてにスルメとマンドゥを買っていく。家内達は、またホットックを買っていた。
釜山港国際ターミナルからの帰国便も、乗船客の姿は少ない。普段はチッケトを受け取るのに半時間は掛かるのに、今日は5分と掛からずに手続き完了。
二階に上がってみたら、孫娘は眠っていた。何処でも寝れるのは良い。孫娘は寝たままで韓国を出国。カメリアに乗船して、夜の準備を始める皆を残して、晩酌のセットを持って船首に近い展望サロンに向かう。誰も居ない。
一杯やって追加のビールを買いに行くときに見たら、客室の明かりをデッキから見る限りは乗船率は5割もないようだ。ぐっすり寝て、目覚めた時には博多港に停泊していた。
通関開始までの時間に、新型インフルエンザ用の健康状態申告書を書いていたら、娘夫婦は正直に10日以内に発熱したと記載している。
検疫を通過するときに確認を求められたが、特に問題もなく入国できた。まぁ北米からの帰国じゃないしね。これで三泊三日の釜山の旅は無事終了。
帰る途中には雨も降っているから有田じゃなくて波佐見の陶器市にでも寄ってみよう。
次の孫娘との旅行は何時になるのかな?