湯布院温泉 荒木共同温泉 |
長崎から大分に向かうサンライト号が遅れて、連絡バスに間に合わなかったので湯布院インターから駅前まで歩くことにした。数年前に訪れた荒木共同温泉の事が頭に浮かんだからタクシーも呼ばなかったのだ。(05/28/2010)
三年前だったか、この地をたまたま訪ねた折、鄙びた湯小屋を見つけて寄ってみたら誰も居ない。しばらく待っていたら年配の男性が湯道具を抱えてやってきた。「ここは余所者も入れますか?」の問いに気軽に応じて呉れ、荒木共同温泉を楽しむ事が出来た。
聞けば組合の方針で、外来者を受け入れる事を近く明記するとの話だった。
その案内看板が掲げられているようだ。「荒木共同温泉入浴規則」と書かれてあり、地区外は入浴の料金百円を入れる事」と書かれてある。これが有ると安心して浸かる事が出来る。他の記載は至極尤もな事ばかりだ。
入口にはコインを入れるパイプが付いたコンクリート製の料金箱が置かれている。なんでも以前は木製だったが、或る夜の深夜二時ごろ無断入浴の上に料金箱を壊して盗もうとした不心得者が居て、警察に連絡したところ、あろう事か警察官から「盗まれるような料金箱が云々」と言われたので、このような厳重な料金箱にしたそうだ。
さて、久しぶりに荒木共同温泉に浸かってみよう。湯小屋の中は一般的な一体型の作り。奥の湯溜槽から湯船に水中で給湯されている。温度はこの時点でも50度は超えている。
水は隣を流れる清流から引き込んで使う。消毒滅菌などが忍び込む余地の無い掛け流しの湯だ。
普段持っている湯道具は車の中に有るので、今日は手拭しかない。先客に洗面器が借りられるか尋ねると、どれでも使いなさいとのこと。
暫く件の昔話を聞いたあと、先客は上がってしまったので、のんびりと湯に浸からせて貰う。そういえば、この湯は、皮膚にとても良く、幼児のアトピーや湿疹など三日で治ると自慢していたなぁ。
なるほど肌触りの優しい湯だ。
大分県由布市湯布院荒木 以下不明
荒木共同温泉
営業時間 | ??:?? | 〜 | ??:?? | 入湯料 (大人立寄) |
100円 | 泉質 | 泉質表示無し |