梅雨も明けたし酷暑の前に阿蘇に行こう

 例年より早く梅雨も明けた。酷暑の夏がやってくる。このところ毎日が真夏日だ。阿蘇で骨休みをしよう。(07/12-14/2008)

高千穂の道の駅は手力男命が迎えてくれる。

 仕事が終わって家内をピックアップ。近くの国道は通るが、家内が現地に入ったことが無いというので豊岡眼鏡橋から田原坂へ周る。この辺りに来ると幕末から近代国家へ脱皮する時期の、青年達の想いに熱いものがつたわってくる。そのまま御船まで走って下鶴眼鏡橋に寄って矢部に向う。

田原坂(Mapion) 下鶴眼鏡橋(Mapion)

 実は今回、阿蘇方面を目指すのは五年前に清和村の文楽の邑で買った、チーズの様な食感の豆腐の味噌漬けが気に入って、その後、何度か似たような物を求めるが、気に入る物に出会えなかったので、清和村で豆腐の味噌漬けを探すのが目的。

 家内は清和村ではなく通潤橋の道の駅で買ったかも知れないと言うので、一応、通潤橋に向う。やはり目的の豆腐の味噌漬けは無かったが、家内は予備として下の写真の味噌漬けを買った。

通潤橋(Mapion) 熊本県内の何処でも見かける味噌漬け

 さて、本命の清和村(今は合併しているので山都町大平)の文楽の邑に向う。残念ながら、ここでも品揃えは通潤橋と大差ない。丁度、昼時になったので文楽膳を頂く。旨い。

 食後は表の芝生広場で遊ぶ。蛇の抜け殻を家内が見つけたが、私が持って帰るというと「写真だけにして」とのこと。

 さっきの通潤橋にも売っていたけど、どうせ買うなら清和村でと清和のトマトを頂く(@210円)。こらが旨い。

文楽の邑(Mapion) 文楽膳 1,260円
清和トマト レストラン

 しかし目指す豆腐の味噌漬けが無い。よし宮崎に越境して高千穂に行って見よう。通潤橋でも清和村でも始めて見る物を試食を頼んだが断られた。

 やってきました高千穂の道の駅。トップの手力男命が迎えてくれた。此処では何も言わなくても試食がオードブルみたいに並んでいる。あった!!「とうふのみそ漬」とある、これが探していた味噌漬けだ。「あいそめ堂」さんが製造しているようだ。

 この「あいそめ堂」がある高千穂町三田井下川登地区には「あいそめ天神」があり、そこに流れる「あいそめ川」に由来して名づけたという。天孫瓊々杵尊と木ノ花開耶姫が初めて出逢った所だから「逢い初め川」というそうだ。

あった!!この味噌漬けだ!! 試食もOK

 せっかく高千穂まで、やって来たのだから高千穂神社に参拝したい。旧称十社大明神・三田井神社と呼ばれた高千穂神社は村社ではあったが、なんといっても別格と言える神社。

 高千穂神社に参拝して、拝殿右奥の鎮石に気が付いて、ここで何かを感じた人は是非、掲示板に書き込んで欲しい。理由は判る人には判る。うちの家内にも判ったのだから。

高千穂神社(Mapion) 高千穂神社拝殿
三毛入野命の木像 鎮石

 参拝の後は、高千穂峡をのぞいて見よう。高千穂神社から下って行ったら駐車場は満車とのこと。しかたなく降りていったら神橋の先は停める事が出来た。(高千穂町観光協会の高千穂峡周辺整備協力整理券300円)

 高千穂峡を楽しんでから高森に向う。途中なにやら滝が有って賑わっていた。トンネルの中で長期貯蔵しているようで黴臭いトンネルの中は樽がビッシリ。試飲が出来るコーナーでは韓国からの団体さんで一杯。今夜の寝酒を一本求めて出発。

神楽酒造のトンネルの駅(Mapion)

 高森に着いたが今夜の宿は、もっと西の栃木温泉、旅館朝陽さん。新館で無くて安いほうの本館にチェックイン。外観は、お世辞にも良いとは言えないが部屋は広くて天井も高くて快適。勿論、到着と同時に温泉に入って旅の疲れを癒す。

 夕食は人気の食べ放題をメタボの身としては敢えて外して「しゃぶコース」を予約済み。地酒の「阿蘇の酒れいざん」を傾けながら食す。満足。写真が手振れなのは例に寄って他の客が居るところではストロボを切っている為。御容赦あれ。食事の雰囲気を壊したくないからね。

 朝食は人気のバイキング。美味しくて食べ過ぎた。うぅーーーん困った。

栃木温泉 旅館朝陽(Mapion) 客室
大浴場 夕食
朝食バイキング 朝食バイキング

 朝、今日も良い天気だ。三年前に見れなかった中岳に行こうかと思ったら、昨日の高千穂神社の体験が強かったのか家内の発案で阿蘇神社に向かう。

 付いて見ると本当の目的は阿蘇神社では無かったようだ。

阿蘇神社(Mapion) 拝殿

 家内の希望で「やまなみハイウェイ」に入る。家内の希望は今年の冬にも行ったシェ・タニでケーキセットを食べることだった。それにしては時間が早すぎる。まだ朝食が腹に残っているので途中で産山村のヒゴタイ公園に向う。

 ヒゴタイは、やっと蕾を見せていただけだったが、ラベンダーと黄菅(キスゲ)、トラノオが楽しめた。

ヒゴタイ公園 キスゲ
トラノオ ラベンダー

 たっぷり歩いて腹の具合も頃良く空いてきた。これならケーキセットも大丈夫。昼食代わりに頂くことにしよう。家内は九重に来ると、この数年、必ず此処でユックリする。(ケーキセット@1,000円)

 私には判らないが、なにか家内の琴線に触れるような何かが在るのだろう。

 一時間以上、シェ・タニで過ごして、今夜の宿を取る為に熊本市内に向う。今日の宿は夫婦にしては珍しくビジネスホテル。市内のハイパーホテル熊本だ。ジムニーは背丈が有るのでパーキングタワーに入らないので玄関脇に停める。一泊1,000円。LANケーブルをフロントで借りてチェックイン。ツインの部屋は案外広くて快適。

ハイパーホテル熊本

 メールチェックを済ませて、遊び疲れていたので一休みして晩飯に出る。ホテルから新市街は近い。目に付いたのが肥後馳走屋「いねや」さん。月替わりのコースを頼もうかと思ったら生憎3名以上とのこと。馬カツ・肥後揚げ・辛子レンコン・太平燕・釜飯を頂く。5,440円也。ご馳走様。

いねや お通し
太平燕 タコの釜飯

 夜の熊本の街を歩いて腹ごなしをして、お休みなさい。ぐっすりと寝た朝はハイパーホテル熊本のサービスで付いているバイキングの朝食を頂いて出発。本当は昨日、熊本城を見物して今朝から天草に行くはずだったが、二人して到着後に仮眠してしまったので朝から熊本市内観光。熊本城を目指す。このいい加減さが我々らしさか?

朝食はバイキング 出発

 清正公以来、400年祭を迎えて本丸御殿が再現されたと聞いて久しぶりに熊本城にやってきた。(入園料500円)阿蘇から下ってきた身には暑さが応える。天守閣は後回しにして闇がり門から本丸に向う。有名な昭君之間等は写真が撮れなかったが充分楽しめた。

闇がり門

 本丸御殿を見学して表に出ると相変わらず雄大な熊本城の天守閣が迎えてくれる。韓国や中国の観光客に混じって久々に天主閣に上がってみたが、韓国の人たちにはチョンジョン(清正)の城は、どう写っていたんだろう。

 天守閣の後は数奇屋櫓を見てから本物の400年の歴史を持つ宇土櫓に向う。鉄筋コンクリートで作った外観だけの城と違って中身まで本物の宇土櫓は小城なら天守閣と言って良いほどの規模を持つ。一枚板の床板も手斧の跡が残る柱も我こそ本物だと主張している。

 さて熊本市内の観光をしたことが無い家内を連れて次に向うのは水前寺さん。出水神社神苑水前寺成趣園(拝観券400円)と言い、加藤家改易の後に肥後城主となった細川公が築造したもの。

出水神社拝殿
細川公 園内唯一の石拱橋

 門前の土産物屋さんで「いきなり団子」を一つ頂いて腹の虫を治めようとしたが食べれば、なお腹の虫が泣く。本来なら天草に渡って宮川で海老でも食べようかと思っていたが、そこまで持ちそうも無いので市内の阪神さんまで行って中華園さんに入ることにした。

太平燕

 結局、何時ものように食べてばかりの熊本・大分・宮崎の二泊三日の夫婦の散歩。土産に買った馬肉は馬刺し+タテガミ+スジ(馬刺の杉之屋3,013円)。勿論、辛子レンコンは購入。

熊本県熊本市くまもと阪神8階
中華園
096−355−2650

熊本県熊本市新市街6−16
肥後馳走屋 いねや
096−311−2110

熊本県熊本市山崎町31−3
ハイパーホテル熊本
096−355−1141

大分県玖珠郡九重町湯坪瀬の本
シェ・タニ 瀬の本高原店
0967−48−8077

熊本県阿蘇郡産山村田尻771
ヒゴタイ公園
0967−25−2777

熊本県阿蘇市宮地3038−1
肥後一ノ宮 阿蘇神社
0967−22−0064

熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽3986−1
旅館朝陽
0967−67−0333

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字下野字赤石2221−2
神楽酒造 トンネルの駅
0982−73−4050

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井6341
あいそめ堂
0982−72−2042

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1296−5
道の駅 高千穂
清和物産館 四季のふるさと
0982−72−9123

熊本県上益城郡山都町大字大平152番地
道の駅 清和文楽邑
0967−82−2727

熊本県上益城郡山都町大字下市184-1
 道の駅 通潤橋
0967−72−4844

02/22/2009更新

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