ようこそ至福の秋。福島市モニターツアー(二日目) |
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昨日から福島市のモニターツアーに来ている。私たち夫婦が見て感じた福島市のレポートです。(10/29-31/2011)
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穴原温泉吉川屋さんの朝食を頂いて周辺を散歩して楽しんだら二日目のプログラムが始まる時間に成った。 ■福島花の案内人さんの講演が始まった 案内人さんはアオキさん。個人所有の花木畑「花見山」を開放している里山でボランティア活動をなさっている方との事。 話を聞いていると地域を愛している思いが伝わってくる。講演の後に質問時間があって参加者から住民として現状に対する考えを聞かれた際は、立場上どう答えて良いのか戸惑っている様子で、良い人なんだなぁという印象を受けた。アオキ氏が回答に困っているところに市の課長補佐が助け舟で回答された。 1)地域には放射線量1μSv/hを超える場所も実在する。観光客に案内している場所は1μSv/h以下の場所に限定している。 2)住民への対応としては1mmSv/年が安全で正しいのかどうかは判らないが、今のところ他に指標がないので1mmSv/年に抑える事を目標に除染その他の対応をしている。 3)県外では「福島」の名前だけが一人歩きして福島産というだけで、産品を手にとって貰えないし観光に来て貰えない、という現状を何とか打開すべく頑張っている。 ここで再び「皆さんの見たまま感じたままをそのまま伝えてくだい」と真摯な対応。現場で頑張っている公務員に変な人は居ないなぁと今更ながらに何時もの感慨が浮かぶ。 講演の後に改めて花見山のパンフを見て「春に来て見たいなぁ」としみじみ思う。一晩お世話に成った吉川屋さんを出発する際には、女将さんの挨拶の後にマンガも得意な7代目からも「また来てください」と丁寧な挨拶を頂いた。 ■瑠璃光山医王寺にて 福島交通の運転手さんは参加者を歩かせないように、一番奥の普通車用の駐車場までバスを入れようと努力してくれるが、辻の角にはみ出して駐車している車に阻まれて断念。(少しは歩いたほうが良いのです) 歩いて医王寺の山門に向かう途中「今日は日曜日なのでボランティアガイドさんが休みで」と聞かされていたが、現地にはガイドさんが待機してくれていた。 医王寺は芭蕉の「奥の細道ゆかりの寺」として長崎人でも知っているが、現地のボランティアガイドさんは芭蕉の事より義経の忠臣佐藤基治・忠信公の菩提寺としての説明に力が入る。現地に来て見なければ判らない地元の思いだろう。 ■堀切邸〜飯坂温泉街自由散策に 昔からの温泉街らしく道が狭くバスには少々辛いが狭いが故に街中は散策には良い風情のある温泉街。堀切邸の結構な庭園や日本家屋・土蔵などを楽しむが、いかんせん時間が足りない。昼食時は早めに店を決めないと集合時間が心配になる。 福島市のモニターツアーに参加が決まったときから、この時間には円盤餃子が食べたいと家内と話していたのでマップを頼りに下ってきた。さて開いている店が少ない。こんな時に頼りに成るのが観光協会。さっそく訊ねて見ると「近くではこの三店舗が円盤餃子を出すのですが夕方からしか。。」との事。 パンフには大きく円盤餃子が紹介されているが、提供する時間帯の表示は見当たらない。地域のB級グルメは絶好の観光資源。別府温泉では別府冷麺に鳥天・温泉プリンそれに湯巡りを加えてPRしている。パンフなんかでも詳しく場所・時間・メニュー等紹介されて食べ歩きラリーの参加者も多い。この辺は差が有るなと食べ物の恨みで思ってしまった。 しかたなく観光協会から近い万来さんに寄って見たらツアーの面々が先に来ていた。先客はビールを飲みながら待っている。私達は店の看板商品の万来メンの醤油・塩を頼んで勿論+200円の餃子も付ける。 相席が出るほど満員だったからか、万来メンも餃子も旨かったが注文してから25分待たされたのは閉口。鯖湖湯も波来湯も外から見物だけ、もう少し時間が欲しかったなぁ。 ■福島くだもの狩り(あづま果樹園)で フルーツ街道の「あづま果樹園」さんに到着。そのままマイクロバスに乗り換えて奥のリンゴ畑に案内された。リンゴ畑には旬を迎えるサンや王林がたわわに実って食べてくれと待っていた。 リンゴ畑では「うちのリンゴは甘さに拘って色を上げる為の葉摘みは少なめにしてるので色で見分けずに尻が座って尚且つ窪みが深いのが甘い」と教えてくれた。 成る程と思ってリンゴ達の尻ばかり見て歩くが素人には。。。。。 美味しいリンゴを夫婦で二つ頂いて満腹。いつもならもう少し食べれるが昼食を済ませたばかりのデザートタイムだからね。 参加者の中にはリンゴを沢山剥いてビニール袋に下げている人も。。。。良い光景じゃないな。 リンゴ狩りの後は、しっかり甘くなったリンゴの王様「サン富士」を後日送ってもらうために伝票を作成。5kg/人だそうだから「我が家には10kgのサン富士が届くね」と家内と話していたら家内の手元にはラフランスが二袋に農産物の加工品が。。。。買い物は主婦の特技だなぁ。
■アンナガーデン〜四季の里へ 予定には入ってなかったが少し時間に余裕が出来たので途中のアンナガーデンに立寄る。ここは聖アンナ教会を中心として人気のショップが軒を並べるエリアで、昼間は奥様方、夜はカップルに人気の施設だそうだ。(この日も賑わってましたよ) 私は教会のロンドンタクシーが気になって見ていたが家内は輸入アンティーク家具の店で気に入った椅子のセットを見つけたそうだが値段にビックリして戻ってきた。 さて、四季の里に着いたらアンナガーデンで時間が掛かりすぎて陽が翳ってきた。ここでは「こけしの絵付け体験」をさせてくれるそうだが、そんなことは私に出来るはずも無い。
かわいそうな土湯こけし?は二人とも長崎につれて帰ることにした。 ■高湯温泉旅館玉子湯は楽しみにしてました ツアープランを見たときから楽しみにしていた高原温泉の旅館玉子湯に向かう。到着したときは既に真っ暗。JTBさんのスタイルで今回もバスの中で部屋割りを貰ってそのまま部屋に行くかと思いきやロビーで館内説明。 部屋に着くなり宿自慢の玉子湯に写真だけでもと思って先に向かうが皆さん館内説明のときに自慢の湯小屋と聞いた為か早々と降りて来たようで入口に溢れている。それを見て私はそのまま上の大浴場に向かう。 こちらは反対に誰も居ない。白濁した硫酸塩泉は私の好み。ノンビリと手足を伸ばしていたら玉子湯から何人も移動してきた。聞いて見るとシャワーやカランの無いのに驚いて上がってきたようだ。宿側としては140年間そのままの湯小屋だからと説明をしていたのに、参加者の中には町湯や湯小屋を知らない人が随分居たようだ。 昨夜の吉川屋も今日の玉子湯も人気の有る宿だから宿泊客も多いが、周辺の宿には閑古鳥が啼いている。風評被害が大きいほど集客力の差が大きく出るのだろう。もちろん人気のある宿はタイプは違っても日頃からの努力は大変なものだが、閑古鳥が啼いている施設に「経営努力が足らない」なんて云える様な状態ではない。私の予想以上に訪れる観光客が減っているのが現実のようだ。 考え込んでいたら夕食の時間に成った。今夜もご馳走、福島に居る二泊三日で2kgは体重が増えそうだ。酒も旨い。 夕食後には露天をハシゴして、湯疲れで気持ちよく熟睡。昨夜は判らなかったが明るくなってくると紅葉が良い具合だ。 改めて早朝の玉子湯を楽しむ。このまま何日か泊まりたいなぁ。。。 |
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■JTB九州(旅物語センター)企画・実施予定の概要 (一日目) 福岡空港〜(ANA246)〜羽田空港〜バス(車中昼食)〜もち処「木乃幡」〜穴原温泉吉川屋 (二日目) 「ふくしま花の案内人講演」〜バス〜医王寺〜バス〜堀切邸〜飯坂温泉散策〜バス〜 〜福島くだもの狩り〜バス〜四季の里〜バス〜高湯温泉旅館玉子湯 (三日目) 旅館〜バス〜常磐吾妻スカイライン〜土湯温泉源泉探訪ツアー〜バス〜羽田空港〜 〜(ANA269)〜福岡空港(流れ解散) (ツアー料金¥5,000円) |