大分県東国東郡姫島村 拍子木温泉

 国東半島の北東部伊美港からフェリー姫島丸に揺られて25分の姫島村。健康管理センターの温浴施設であるが侮れない名湯があった。(05/04/2011)

Mapion

 今回はジムニーを渡したが島内で一日遊ぶならレンタサイクルも準備されているようだ。姫島村の波止場について島内を縦断する幹線道路を東に向かえば道に迷う事は無い。途中には耕作地というより家庭菜園が道路周辺に並んでいて砂地の様な土壌に立派な野菜が並んでいる。

 健康管理センターの向かって左側の部分が温浴施設。ジムニーを停めて右手を見ると露天風呂が有るようだ。と思ったら此処の手摺の付いたデッキの奥が源泉。ここは云わば源泉直の浴槽だが入湯する施設ではないと管理人さんは言われていた。(別府八湯の変態名人は少なくとも2名が入湯済みだという)

 変態では無い普通の温泉好きの私は大人しく入湯料を支払って入湯。まぁ向かって左側の加温されてない源泉槽にお世話になる。加温浴槽には4名の若人が入湯中だったが聞いてみれば温泉道の「べっぱー445」さん達だった。

 名物のタコや車えび・カレイなんかで一泊して一杯遣りたいと思う事しきり。伝説の姫島に名湯ありだ。

大分県東国東郡姫島村5118-2
拍子木温泉 姫島村健康管理センター
0978-87-2840

営業時間 12:00 19:00 入湯料
(大人立寄)
300円 泉質 炭酸水素塩冷鉱泉
(24.9度)

別府八湯温泉道〜豊の国千年ロマン編

■姫島七不思議の一つ「拍子水」 

 お姫様(加羅国から渡って来た比売語曾神)がおはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打って天に祈ったところ岩の間から冷泉が湧き出したという。この謂れから拍子水と云うが、またの名を「おはぐろ水」とも言う。

 拍子水の奥には比売語曾神が祀られる比売語曾(ひめこそ)社がある。案内板によれば、垂仁天皇の御代、意富加羅国(現在の韓国南部)で阿羅斯等の下で白石から変身した美女が阿羅斯等から求婚されたさい忽ちのうちに消えて阿羅斯等が追い求めると海を渡って日本国に渡り摂津の難波を経由して当地に留まり比売語曾の神と成ったという。

 この神(姫)の島が姫島で有る。

 

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