鹿児島から大分へ

 結婚式で鹿児島に行くことになった。家内と娘・息子に孫の5人での小旅行。折角、鹿児島に行くなら是非とも知覧は訪ねたい。(22-24/09/2007)

桜島

 人数が多いので家内のEKワゴンでは狭すぎるので、今回は娘のアルファードで向かう。いつものように多比良から有明フェリー。菊水インターから鹿児島を目指す。朝7時に出たので、11時にはえびのSAに到着。宿にチャックインするには早すぎるので、仙巌園(磯庭園)に直行。入園料が1,000円は高すぎじゃない?

 ちょうど昼時だ。松風軒に入ってみる。どうみても団体様専用みたいなレストランだが、黒豚丼を注文する。丼の蓋を開けて見た時には、ちょっとガッカリしたが、食べてみればなかなかいける。

磯庭園 黒豚丼

 尚古集成館を見て周って、今日の宿ホテルニューニシノに向かう。この宿は天文館の真ん中にある便利な宿。そして今回ネットで調べた中で最安の宿。大人4人で素泊まり1万円以下でした。どうも貧乏旅行が身についていて、ついつい格安な宿を探してしまう。それはさておき駐車料金1000円を払って車を停めてチェックイン。アーちゃんを休ませている間に息子と石橋公園に向かう。

ホテルニューシニノ 石橋公園

 石橋公園まで来て、東郷平八郎元帥に敬意を払わないわけにはいかない。石橋公園に隣接した高台に東郷平八郎元帥の銅像が建てられている。戦争は肯定しないが、富国強兵・植民地時代にあって「皇国の興廃この一戦にあり」の東郷元帥は偉大な提督であったことは間違いない。

 さて、もう一人の英雄の像にも会いに行って見よう。薩摩の雄というよりも幕末の偉人、西郷隆盛公だ。ここ鹿児島に来て西郷さんに挨拶しないわけにはいかないだろう。

東郷平八郎 西郷隆盛

 西郷さんの前を千日町の方に向かうと照国神社の前に出る。島津斉彬公の銅像に挨拶を済ませてから参拝。夜は、しっかり飲んで食べた後に、白熊を物色。お持ち帰りのカップを求めたが、ボリュームは長崎の倍はある。さすが本場の白熊は大きい。

やっぱり白熊 アーちゃんもご機嫌

 朝、昨日の酒を抜くためと朝食を美味しく食べるために散歩。甲突川まで出て西郷さんの生誕地を訪ねる。ちょうど地元の方のイベントが開かれていて公園は掃き清められていて賑やか。この地域から幕末維新を支えた多くの人材が出たかと思うと感慨もひとしおだ。

甲突川 西郷さんの生誕地

 ホテルに戻って身支度を済ませた娘達と知覧に向かう。こんどの鹿児島行きが決まったときに、なにがあっても訪ねたかったのが知覧特攻記念館。四半世紀以上前、まだ独り身だった時に初めてこの地を訪れた。そのとき自分より若い兵士が残した手記に耐えられず、一時間ほどで外に出てしまった。何故かそのとき、自分に息子が出来たら此処に一緒に来ようと思った。結婚して子供が出来てから、やはりこの地を訪れた家内と、何度も此処の話をしたものだ。

知覧特攻記念館 撮影用に復元された隼

 今日の宿は九重にとってある。アーちゃんも居ることだし直行してゆっくりするかとも考えたが、当の娘が「通潤橋に行って見たい」という。ならばと松橋ICから通潤橋に向かう。このルートには石橋が犇めいているが、霊台橋だけは車中見学と言う訳には行かない。昼食後の腹ごなしも兼ねて散歩。長崎県では見ることが無い迫力ある石橋を堪能して出発。

昼食の海鮮丼 霊台橋

 本日、放水は無いようで看板に放水時刻が記載されていない。初めて此処を訪れた子供達は、ちょっと不満だったかもしれないが致し方ない。道の駅で土産物を求めて、円形分水に向かう。やや疲れが見え始めたアーちゃんの面倒を皆で見ていて車を降りてこないので、早々に九重に向かう。

久々にアーちゃんと登場 円形分水

 学生時代を九重の滑空場で過ごした娘は、この近くになると饒舌になる。展望台で休憩中に飛行中の機体を見つけて「モーターグライダーかな」と聞くと、「モグラはもっとちゃんとしている」とのたまう。どうもウルトラライトプレーンには興味が無さそうだ。さて、今夜の宿、久住山荘まで走ろう。

ここまで来るとほっとする 今日は満室

 さすがに3連休で宿は満室。いつもの山荘で知り合いにも会って、女将さんの元気な顔も見て夕食。あとはゆっくり温泉に入って、おやすみなさい。いつもの久住山荘だ。

 朝の目覚めは良い。家内と二人で散歩に出るとアケビを見つけた。一年ぶりのアケビは上品に甘い。九重の秋の贈り物だ。小一時間も散歩を楽しんで、すっかり空腹に成ったところで朝食を頂く。

九重の贈り物 山荘の朝食

 家内と二人だけなら昼過ぎまではあちこち廻るのだが、幼子を抱えた娘は家も気になるし昼には帰り着きたいと言う。それなら吊橋だけでも見ていこうと山荘を出発。

 九重夢大吊橋は、相変わらずの人気スポット。8:30に着いても駐車場は残り少ない。橋の上は大渋滞だ。始めてきた子供達を見送って夫婦は濃厚チーズプリンを食べてお留守番。

あわただしい出発 夢の吊橋

 メインは結婚式への参加だったから、チョッと慌しかった今度の小旅行は気が着いてみると九州7県を通過していた。車中では久住山荘に2泊してのんびりしたいねとの声も。

鹿児島県鹿児島市千日町13−24
ホテルニューニシノ
099-224-3232 (FAX)099-222-5075

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