別府八湯 鉄輪温泉 かまど地獄足湯 地獄三丁目の湯

 ゆっくりと地獄巡りを楽しむ時間が無いなら、この「かまど地獄」に行けば、各種の地獄が一度に楽しめる。その上、他の地獄のように足湯だけと言わずに、ちゃんと入湯できる地獄三丁目の湯も密かに楽しめる。(01/08/2010)

Mapion

 ここは裏口だけど、海地獄から来ると、この入り口が目立つ。チケットを買って受付で「三丁目の湯は・・・」と聞くと、「あの建物で聞いてください」と教えてくれた。

 まぁ、ゆっくり地獄見物からだ。一丁目を過ぎて二丁目に向かうとき声を掛けられた。「何湯回りました?」と。聞けば、ここのお姉さんも温泉道の名人の一人。「スパポートが見えたから」との事で、いろいろと地元情報を教えて貰えた。(写真屋さんだけど自分の写真を撮られるのは勘弁とのこと。感じの良いチャーミングな人だっただけに残念だ)

地獄一丁目(90℃) 地獄二丁目(噴気)

 地獄三丁目の湯を見て、この湯に浸かれるのかと思うとワクワクしてくる。地獄の周りを見ると奥の建屋に配管が密かに(露出配管だけど)引かれている。直ぐに浸かりたい気持ちを抑えて一回り。


地獄三丁目(85℃)この湯に入湯できる

 地獄四丁目の脇には、足湯や蒸気吸引が出来る喉湯?も有って楽しめる。地獄五丁目は、この「かまど地獄」最大の地獄で海地獄と比べても遜色は無い。湯の色も綺麗なブルーだ。

地獄四丁目 地獄五丁目

 五丁目の湯の色にうっとりして、地獄六丁目のサラリとした泥湯は、こちらのほうが血糊のようで血の池地獄と呼びたくなる。(ありゃ?順番間違えたかな?)

 さて、待望の地獄三丁目の湯に向かおう。閻魔さんではなく優しい奥さんに「三丁目の湯に浸かりたい」と頼むと「はい、どうぞ」と笑顔で鍵を渡してくれた。

地獄六丁目 極楽への鍵?

 地獄三丁目の湯は、ひっそりと隠れていた。表には地獄らしからぬ文句で「はいっちょくれ いやしの湯 源泉」と誘っている。

 聞けば、この地獄三丁目の湯は地獄の主の自家用を、迷える衆生に開放しているそうだ。ありがたい。

極楽への入り口か? やっぱり地獄の湯だった

 直に地獄から引き込んだ湯は、空気に触れることなく湯船に水中で給湯。いいなぁ。しばし此の世の地獄を忘れて極楽の「いやしの湯」を楽しむ。


罰当たりな落書きをした者は地獄に落ちるだろう

 地獄巡りの施設で、血の池・鬼石坊主・海地獄は足湯だけで温泉道の対象施設になっているが、なぜ「かまど地獄」が加盟していないのかが不思議だと思っていたら今年7月温泉道に足湯として新規加入が決まった。


新規加入は足湯

大分県別府市御幸5
かまど地獄
0977−66−0178

営業時間 08:00 17:00 入湯料
(大人立寄)
400円
施設入場料
泉質 地獄の湯そのまま

【別府八湯温泉道】 176

07/06/2010更新

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