古湯温泉の旅館街の川向こう、嘉瀬川のほとりに建つ旅館「清川」は家族で賄う全７室の小さな宿。２・３度通えば女将さんとも顔馴染みになるような宿が好みだが、ここはそんな宿だ。（08/02/2012）

　昼間の食事のお客さんも多い宿。もうすぐ空くので少し待ってはとの言葉に甘えて玄関脇の部屋で休憩させて貰う。一服する間に会食が始まったようで浴場に案内を受ける。

　３０Ｌ／毎分の引き湯は男女別の浴場に供給されて加温循環の浴槽になる。川向こうの小学校に源泉がある徐福泉はここに着くまで４〜５度温度が下がって３５度前後だそうだ。

　今の時期は月に燃料費は１５万程度で済むが、厳寒期には５０万ほど掛かると言う。源泉自体に滅菌処理をしているとのご主人の話だったが湯には塩素臭は感じられない。

　湯量が少ない割には入湯客が多いので加温・滅菌・循環はやむをえない事。小一時間も浸かっている間にも溢れる湯は無かったので、ほぼ循環状態なのだろう。

　なんだかんだ言っても露天風呂で涼しい風を感じながらの「ぬる湯」は良い気持ちだ。女将さんやご主人の人柄に引かれて誘われるままに湯上りには冷たいお茶と御菓子を頂いて楽しい話も出来た。

佐賀県佐賀市富士町小副川２０９３
旅館　清川
０９５２−５８−２２３１

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富士町第四源泉（徐福泉を引き湯）