吹上温泉に以前立寄ったときには旅人の湯もみじ温泉に浸かっただけで、みどり荘は初めての訪問。日本秘湯を守る会の提灯が立派な門に掛かっている。（12/23/2010）

　門をくぐって奥に行くと受付の建物が見える。中に入ると正面に入浴券の自販機があった。声を掛けると奥から元気な返事だある。気さくな宿のようだ。感じが良い。

　湖畔沿いに置くに行くと手前に内湯の建物があり、奥には露天風呂が見える。湯船の窓越しに池が見えてなかなか良い雰囲気。遅れて地元の常連さんが来て、ここは吹上温泉で一番良い湯だと教えてくれる。

　さらに、内湯は市営の源泉と混ぜて使っているが、露天は自家源泉１００％だから、ぜひ試して行けといわれる。

　着衣の上で一旦外に出て露天に向かう。泉質の違いを感じるにはいたらないが、湯船の縁に頭を乗せて湖畔の風に吹かれるのは、なんとも気持ちが良い。

　この宿には忘れてはいけない歴史が有る。太平洋戦争の末期、知覧から飛び立つ特別攻撃隊の若き航空兵達が最後の日を迎える前の数日を過ごしたと言います。彼達の事を忘れずに彼等が攻撃時に携えたと言う桜の頃にまた訪ねてみたい。

鹿児島県日置市吹上町湯之浦９１０
湖畔の宿　みどり荘
０９９−２９６−２０２０

【九州温泉道　�ｂP２０】